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「Google Chrome」次期バージョンベータ版(2.0.169.1)
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新機能のフルページズームでは、テキストだけでなく、画像も拡大・縮小できる
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タブをウィンドウの左右の縁にドラッグすると、分離したウィンドウと元のウィンドウが左右均等に分割されるようリサイズされる
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 米Googleは17日、Webブラウザ「Google Chrome」の次期アップデートに向けた準備を開始したと発表し、次期バージョンのベータ版(2.0.169.1)をリリースした。Windows Vista/XP SP2以降に対応する。
 
  Google Chromeは2008年12月にベータ表記を外し、現在、正式版として公開されている。Google Chromeにはもともと自動アップデート機能が用意されており、最新の機能を求めるユーザーは、ベータチャンネルまたはデベロッパーチャンネルに加入することにより、最新の機能を試すことができるようになっている。
 
  Googleは今回、再度ベータチャンネルを導入。このチャンネルを通してリリースされたベータ版では、高速化だけでなく、オートフィルやフルページズームなどの新機能が用意されている。
 
  JavaScriptの高速化では、現行の正式版に比べてV8ベンチマークで25%高速に、SunSpiderベンチマークでは35%高速になったとしている。
 
  また、オートフィル機能では、一度入力したテキストフォームの内容を記憶し、次回同じ内容を入力し始めると、自動的に内容を補う。マウスやキーボードで入力するテキストを選択することもできる。
 
  フルページズーム機能は、文字どおりページを拡大できる機能だ。これまで文字だけを拡大する機能は用意されていたが、画像を含めたページに含まれるすべてのものを拡大できる。
 
  さらにタブ機能も強化された。任意のタブをウィンドウの外にドラッグすると、「外に引っ張り出す」ような感覚で新規ウィンドウとして分離できるが、その際にウィンドウを自動的にリサイズできるようになった。デスクトップの端やウィンドウの縁の所定の位置にドラッグすると、分離したウィンドウが自動的に最大化されたり、デスクトップの左右半分または下半分のサイズにリサイズされるほか、元のウィンドウと分離したウィンドウを同じサイズで左右または上下に並べて表示することもできる。
 
  Googleでは、このベータチャンネルを通して、今後も高速化や新機能の導入、バグの修正などを行うとしている。
 
  さらに多くのプレビュー版を見てみたいと思うユーザーは、開発者向けのデベロッパーチャンネルに加入することも可能だ。ただしベータチャンネル、デベロッパーチャンネルのいずれも、安定版に比べればバグや不安定な部分があるため、十分な注意が必要となることは言うまでもない。
  関連情報
 
 
■URL 
  Google Chrome公式ブログの該当記事(英文) 
  http://chrome.blogspot.com/2009/03/google-chrome-has-new-beta_17.html
 
  Google Chrome(BETA)ダウンロードページ(英文) 
  http://www.google.com/intl/en/landing/chrome/beta/index.html
 
 
■関連記事 
・ 「Google Chrome」が正式版に(2008/12/12) 
 
 
( 青木大我 taiga@scientist.com )
 
2009/03/18 13:53
 
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