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USBメモリ利用時の危険性、認知しているのは約半数〜IPA調査


IPAセキュリティセンター ウイルス・不正アクセス対策グループリーダーの小門寿明氏
 情報処理推進機構(IPA)は30日、インターネット利用者を対象とした「2008年度第2回情報セキュリティに関する脅威に対する意識調査」の結果を公表した。

 調査は15歳(高校生)以上のPCインターネット利用者5000人(男性2625人、女性2375年)を対象として、Webアンケート形式で1月16日〜19日に実施。通算7回目となる今回の調査では、主に自宅環境でのUSBメモリと無線LANに関するセキュリティ対策を中心に質問している。


USBメモリ利用時に「セキュリティ対策を実施していない」割合も3人に1人

USBメモリのセキュリティ対策実施状況
 USBメモリについては、59.2%が現在使用中、12.4%が以前に使用していたと回答。現在USBメモリを使用中の回答者に対して、USBメモリのセキュリティに関する被害やトラブルについて尋ねた質問では、「詳しい内容について知っている」が14.1%、「概要をある程度知っている」が39.0%、「そのような話題があることを聞いたことがある程度」が32.6%、「全く知らなかった」が14.4%。USBメモリ利用者のうち、セキュリティ問題に関してある程度認知している割合は53.1%と約半数にとどまった。

 また、USBメモリを使用する際に行っているセキュリティ対策を尋ねた質問では、複数回答のうち1つでも対策を実施している人の割合は67.0%で、3人に1人は何の対策も実施していない。実施しているセキュリティ対策(複数回答)は、「出所不明・信用できないUSBメモリを使用しない」(50.2%)、「ネットカフェのPCやセキュリティ対策が不明なPCではUSBメモリを使用しない」(41.3%)などが中心となっている。

 一方で、「USBメモリの自動実行をさせないようにしている」(18.5%)、「挿入先PCのウイルス対策ソフトが最新の状態であるかを事前に確認する」(18.3%)、「USBメモリ内のファイルを開く前には必ずウイルスチェックをする」(14.7%)といった対策の実施割合は低い水準にとどまっており、IPAでは引き続きUSBメモリ使用時の危険性について啓発活動を実施していくとしている。


無線LANの暗号化方式は「わからない」が最多、「WEPを使用」も2割以上

無線LAN暗号化の実施状況
 無線LANに関する被害やトラブルについての質問では、「自宅で使っている無線LANの電波が自宅の外や周辺に届く場合がある」ことを「全く知らなかった」と回答した割合が22.1%に上った。また、「電波の傍受により通信内容を盗み見られる場合がある」では30.2%、「無線LANアクセスポイントを経由して自分のPCに侵入される場合がある」では30.3%が「全く知らなかった」と回答している。

 無線LANの暗号化については、「暗号化を行っている」が58.5%、「分からない」が29.5%、「行っていない」が12.0%。暗号化を行っている回答者に暗号方式を尋ねた質問でも、「どの方式を利用しているかは分からない」が23.8%で最も多く、次に多いのが「WEP」の21.7%。「WPA」は7.0%、「WPA2」は6.0%にとどまった。

 IPAでは、無線LAN利用者の約2割が危険なWEPを利用しており、また、そもそも暗号化を行っていない・暗号化を行っているかどうかがわかならい利用者が4割を超えており、無線LAN利用時の危険性についても今後も継続して啓発していくとしている。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.ipa.go.jp/security/fy20/reports/ics-sec/index.html
  2008年度第2回情報セキュリティに関する脅威に対する意識調査
  http://www.ipa.go.jp/security/fy20/reports/ishiki02/

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( 三柳英樹 )
2009/03/30 16:17

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