株式会社デジタルブティックは31日、“家族”をコンセプトにしたコミュニティサービス「ファミーゴ」を一般公開した。プロフィールや日記、アルバムなどを作成し、登録している家族・親族間で共有できる。家族・親類をツリー図で表した「家系マップ」を作成できるのが特徴だ。無料のユーザー登録で利用できる。
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マイページ
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Flashベースの家系マップ
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「家系マップ」では、自分の親・兄弟を追加して家系図を作成する。ツリー状のマップ表示と、縦並びで一覧できるリスト表示が可能。家族にはファミーゴへの招待メールを送信することもできる。また、家系図を作る際に参考になる「家系図の基礎知識」も用意。なお、ファミーゴでは、6親等内の血族とその配偶者まで表示できる。
「アルバム」では、1アルバムにつき画像を24枚まで登録でき、複数画像の一括アップロードも行える。画像は1枚2MB以内でJPEG形式に対応。「日記」にも画像の貼り付けが可能で、アルバムと同様に1ファイル2MB以内のJPEG形式に対応する。アルバムや日記などの公開範囲設定も行える。自分のみ、家系マップ内、家系マップ内の指定したユーザーのみで作成したグループを指定できる。
このほか、スクラップブックの作り方などを掲載する特集記事や連載コラムが閲覧できるコンテンツ「家族の時間」を用意する。デジタルブティックとエプソン販売が共同で提供しており、ペーパークラフトやバースデーカードなどを購入できる。
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家系マップの全体表示
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リスト表示
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人物をクリックするとアイコンが拡大し、編集メニューが表示される
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人物の編集項目。名前や続柄などを入力できる
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アルバムページ
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日記の個別記事ページ
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デジタルブティックは、妊娠・出産・育児情報サイト「ベビカム」を運営している会社。同社の安西正育代表取締役社長は、「ファミーゴはベビカムの延長線上にあるサービス」と話す。「家族のつながりを感じる瞬間は、新しい家族が生まれるとき。しかし、昨今は核家族化により親類間の交流が薄く、なかなかコミュニケーションが取れない。その解決策となるコミュニティサービスがファミーゴ」と説明した。
収益モデルとしては、広告やBtoCなどを考えている。広告では、利用者本人の属性に加え、つながりのある家族の属性を把握し、それに適した情報を訴求できるという。例えば、「昨年末に生まれた男の子がいる家族に対しては、初節句の情報や五月人形の広告を表示する」。BtoCでは、誕生日やお歳暮などで利用できるギフト、フォトプリントなどのアウトプットサービス、アルバムの容量を追加できる有償のストレージサービスを検討している。
家族の情報を扱うにあたり気になるセキュリティ面では、プロフィールや日記、アルバム、家系マップなどの公開範囲指定をはじめ、サーバーやプログラムの脆弱性に対する継続的なチェックも行う。P(プライバシー)マークも取得している。
今後は、自分史の作成機能や携帯電話向けサービスの追加を予定。携帯電話からの日記・画像の投稿、新着情報の通知機能、アドレスブック機能などを検討する。デジタルブティックでは、3年後に会員数1400万人を目指す。
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デジタルブティックの安西正育代表取締役社長
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ベビカムとファミーゴのターゲット
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ファミーゴの特徴
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自分史機能のイメージ
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サービス名称の由来と想定する利用シーン
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関連情報
■URL
ファミーゴ
https://famigo.jp/
( 野津 誠 )
2009/03/31 16:11
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