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KDDI、デザイン携帯の新ブランド「iida」発表

ツタ風ACアダプタ、超小型プロジェクタも

「iida」ブランドの第1弾端末となる「G9」
 KDDIと沖縄セルラーは7日、携帯電話の新ブランド「iida」(イーダ)の立ち上げを発表した。iidaブランドの第1弾となる端末「G9」は4月中旬以降に発売される。

 「iida」は、「innovation」「imagination」「design」「art」の頭文字を取ったもので、外部デザイナーとのコラボレートによる製品のブランド名となる。KDDIがこれまで展開してきた「au design project」を発展させたもので、「au design project」は「iida」ブランドに統合される。

 iidaブランドの第1弾端末となる「G9」は、岩崎一郎氏のデザインによるソニー・エリクソン製のスライド式モデル。本体には、チタンコーティングによるステンレスフレーム、アルミ製で傾斜の付いた「スラントキー」などを採用。ディスプレイは約3.0インチ(480×864ドット)、サイズは約115×50×17.4mm(最厚部18.1mm)、重量は約128g。

 また、G9に接続できる超小型のプロジェクター「Mobile pico projector」を、3000台限定で発売する。Mobile pico projectorも岩崎一郎氏のデザインで、大きさはG9とほぼ同じ。G9だけでなく「Cyber-shotケータイ S001」など7機種でも利用できる。


G9と同時に発売される超小型プロジェクター「Mobile pico projector」 「innovation」「imagination」「design」「art」の頭文字

 周辺機器ではこのほか、コードを植物のツタに見立てたACアダプター「AC Adapter MIDORI」や、4色(青・白・桃・茶)のバリエーションのACアダプターを発売する。

 また、新たな試みとしては、携帯電話を現代アート作品として展開するプロジェクト「Art Editions」も発表された。Art Editionsの第1弾は、前衛芸術家の草間彌生氏による「ドッツ・オブセッション、水玉で幸福いっぱい」「私の犬のリンリン」「宇宙へ行くときのハンドバック」の3作品。作品にはエディションナンバーや草間氏による直筆サインが入れられ、量販店などでの商品展開ではなく、アート作品としての販売となる見通し。


コードがツタ風の「AC Adapter MIDORI」のほか、4色のACアダプターも発売 「Art Editions」モデルの「ドッツ・オブセッション、水玉で幸福いっぱい」

「Art Editions」モデルの「私の犬のリンリン」 「Art Editions」モデルの「宇宙へ行くときのハンドバック」

「G9」と「宇宙へ行くときのハンドバック」を手に持つ、KDDI社長兼会長の小野寺氏
 7日に行われた発表会で、KDDI代表取締役社長兼会長の小野寺正氏は、auが重視している「イノベーティブ」「デザイン」「ユーザビリティ」「買いやすさ・選びやすさ」という4つのファクターのうち、新ブランドには「イノベーティブ」「デザイン」に思いを込めたと説明。「iidaブランドは、auが推進するライフスタイル戦略の新たな大きな軸として展開し、お客様をドキドキさせるようなプロダクトを次々と発表していきたい」と語った。

 KDDI取締役執行役員常務コンシューマ商品統括本部長の高橋誠氏は、「iidaはauが展開するもう1つのブランド。2007年8月ごろから若い社員を集めたプロジェクトが立ち上げのきっかけとなっており、社内のMVNOのような存在」と説明。「iidaブランドは、デザイナーやアーティストが作品を発表していくプラットフォームのようなイメージ。これまでauでやってこれなかったような、新しい取り組みも行っていきたい」と語った。


会場で展示されていた「G9」 ツタ風コードの「AC Adapter MIDORI」

「ドッツ・オブセッション、水玉で幸福いっぱい」 「私の犬のリンリン」

関連情報

URL
  iida
  http://iida.jp/
  ニュースリリース
  http://www.kddi.com/corporate/news_release/2009/0407/index.html


( 三柳英樹 )
2009/04/07 14:23

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