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マカフィーのウイルス検知状況、未だに「Generic!atr」が流行


検知企業数の2月と3月の比較
 マカフィーは7日、3月のウイルス検知状況を発表した。同社が国内5万を超える企業に提供している「McAfee Total Protection Service」で捕捉した情報をもとに算出した。

 ウイルスについては、「Generic!atr」が検知企業数1575社、マシン数5920台で最多だった。Generic!atrは、USBメモリなどの外部メディアにより感染を広げる「W32/Autorun.worm」などが生成するautorun.infを検知したもの。マカフィーでは、既知の古い脆弱性を経由して感染するものが多く、脆弱性の管理は非常に重要だと説明している。

 また、実行形式のマルウェアは、Windows OSで管理者権限を持たないユーザーがログインしている場合、マルウェアも実行されないものが多く存在することから、管理者権限のあるユーザーでのPC運用は必要最低限に控えることが重要だと説明。「感染予防および感染被害の緩和として、ユーザー環境の管理、監視、制限は緊急の課題」としている。

 このほか、「W32/Conficker.worm」が2月に引き続き感染マシンおよびファイルの検知数にランクインしていることを指摘。ただし、感染企業数にはランクインしていないことから、対策を施していない一部のユーザーが感染しているのではないかと推測している。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.mcafee.com/japan/about/prelease/pr_09a.asp?pr=09/04/07-1

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( 野津 誠 )
2009/04/08 13:09

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