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Confickerワームがスパムメールの配信を開始。誘導先リンクはバイアグラ販売サイトなど
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偽セキュリティソフト「Spyware Protect 2009」をインストールすることも確認された
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Kaspersky Labは10日、Confickerワームが新たな活動としてスパムメールの配信を開始したことを明らかにした。同社のウイルスアナリストが公式ブログで伝えた。
Kasperskyによると、Confickerワーム(別名Downadup、Kidoなど)の亜種が、感染したPCに「Waledac」と呼ばれる別のワームをインストールし、これによりスパムメールの配信が開始されたという。
配信されたスパムメールは医薬品の宣伝などの内容で、1台のマシンが12時間に4万2298通のスパムメールを配信したことが確認された。現在、Confickerに感染しているマシンは500万台と推計されることから、Confickerによるボットネットは単純計算で24時間に約4000億通のスパムメールを配信できる能力があると警告している。
スパムメールのリンク先は、バイアグラの販売サイトなどで、サイトには多数の異なるドメイン名が使用されている。Kasperskyでは、多数のドメイン名の使用はスパムフィルターを回避することが目的ではないかとしており、サイトの多くは中国でホスティングされていると指摘している。
また、Conficker亜種の別の活動としては、感染したPCに偽セキュリティソフト「Spyware Protect 2009」をインストールすることも確認されたという。この偽セキュリティソフトは、ウイルスなどを検出したといった警告を2分おきに表示し、「正規版」の購入代金としてユーザーから約50ドルを騙し取ろうとするほか、クレジットカード情報なども盗む目的があると見られるとしている。
関連情報
■URL
Kaspersky Lab Virus Analyst Weblog(英文)
http://www.viruslist.com/en/weblog
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( 三柳英樹 )
2009/04/13 19:41
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