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年収1000万円以上の求人限定、日本初の有料会員制転職サイト


「ビズリーチ」のトップページ
 株式会社ビズリーチは14日、年収1000万円以上の求人情報のみを扱う有料会員制求人サイト「ビズリーチ」をオープンした。利用できるのは、直近の年収が750万円以上の求職者のみ。利用料は30日間で4980円、90日間で9980円、180日間で1万4800円。求職者から利用料を徴収する有料制求人サイトは日本で初めてだという。

 求職者は会員登録後、匿名の履歴書を登録してビズリーチの審査を受ける。審査通過後は、匿名のメールで求人情報に応募できるほか、採用企業からのスカウトメールを受け取れる。会員登録および履歴書の登録、求人情報の検索は無料だが、求人への応募やスカウトメールの閲覧・返信には有料サービスの申し込みが必要となる。

 ビズリーチは2月にベータ版の運用を開始。現在の会員数は約600人、求人掲載数は約1000件に上る。会員の平均年収は約1610万円で、うち3〜4割は金融関連企業の出身者だという。初年度は会員数3万人、年間売上高1億円を見込んでいる。また、今後はアジア全体の求人情報を扱うほか、2009年中に英語版サイトを開設する予定だ。


年収1000万円以上の求人情報が見つからない理由

ビズリーチの南壮一郎代表取締役
 ビズリーチによれば、年収1000万円以上の求人情報は、求人サイトに掲載されることが少ないという。「応募条件に見合わない候補者が大量に応募してきてしまうことがある」(南壮一郎代表取締役)からだ。そのため、ハイクラスの人材を求める企業は、転職エージェント(ヘッドハンター)などに依頼するケースが多く見られるとしている。

 しかし、ヘッドハンターにも問題点があるという。「ヘッドハンターの探し方は知人の紹介が大半。出会いは偶然に左右されることが多く、求職者の希望に合ったヘッドハンターを見つける方法はほとんどなかった。また、転職エージェントは契約先の企業の求人情報しか紹介しないため、求職者の転職の選択肢が限られていたいた」(南代表取締役)。

 これに対してビズリーチでは、1)年収750万円以上の求職者に限定、2)一流のヘッドハンターと採用企業に限定、3)年収1000万円以上の求人情報に限定――という3つの“限定”を設けた。これにより、一般には公開されていない年収1000万円以上の求人情報が多数掲載され、求職者は効率よく転職活動を進められるとしている。

 既存の求人サイトは、採用企業が支払う情報掲載料を収益源としているが、ビズリーチは求職者が支払う利用料が収益源。有料会員制の求人サイトは日本で初めてとしている。「求人広告モデルではなく個人課金のビジネスモデルを採用しているため、不況に強いことが特徴だ。また、求職者は年収750万円以上で、お金を払って真剣に転職活動している人からしか連絡が来ないという条件があるため、これまであまり公開されなかった採用情報も出てくる」(南代表取締役)。

 なお、米国では「TheLadders.com」が年収10万ドル以上の求人情報を扱う有料会員制求人サイトを2003年に開始。現在は業界最大手として会員数270万人、求人件数6万件に上る。特に会員数については、失業率が急増する中でも過去1年間で63%増えているという。


ハイクラス人材の転職方法(ビズリーチ調べ) ビズリーチが設ける「3つの限定」

ビズリーチでは「人材」「企業」「情報」を審査するという ビズリーチのビジネスモデル

関連情報

URL
  ビズリーチ
  https://www.bizreach.jp/biz/


( 増田 覚 )
2009/04/15 10:58

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