調査会社の米comScoreは15日、SNS「Facebook」が欧州地域を席巻しているとの最新調査結果を発表した。欧州の主要国でSNSシェア1位を占めており、利用時間も大幅に増加傾向を示している。
Facebookは、欧州地域で1年前に比べてビジター数を314%も増やしている。急成長しているFacebookは、全世界では175%の成長率だが、欧州地域がこれに大きく貢献していることが見て取れる。
調査は欧州17カ国が対象となったが、そのうち11カ国で首位を獲得した。最もビジター数が多かったのは英国の2270万人(前年比75%増)、フランスの1370万人(同518%増)、トルコの1240万人(前年データなし)。
Facebookが首位を確保できなかった国は、ドイツ、オランダ、オーストリア、アイルランド、ロシア、ポルトガルだった。とはいえ、これらの国でもビジター数の大幅増加が見られる。ドイツは前年比405%増、7位に終わったロシアでも309%増であり、他の国はいずれもSNS分野で2位から3位を占めている。
また、利用時間も大幅に増えた。欧州地域の家庭または職場においてインターネットを利用した時間を計測した結果、2008年はFacebookのシェアは1.1%だったが、今回の調査では4.1%へと3.0ポイント増加していた。また、SNSに使った時間におけるシェアで見てみると、2008年の12.3%から30.4%へと大幅に増加していた。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.comscore.com/press/release.asp?press=2774
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2009/04/16 12:31
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