総務省統計局は、2010年10月1日に実施する国勢調査の実施に向けた検討状況を取りまとめた。インターネットによる回答方式を一部のモデル地域で導入する。
2010年の国勢調査では、調査票の封入提出方式が全面導入されるほか、調査員への提出だけでなく、郵送提出方式も選択できるようになる。しかし、共働き世帯や単身世帯など、調査員との接触時間を確保するのが困難な事例や、ポストに投函する手間を惜しむ人がいることも考えられるという。そのような世帯がインターネットでも回答できるようにすることで、今後、回答率の向上と調査員の負担軽減ができると見ている。
モデル地域としては、インターネット普及率が高いこと、共働き世帯や単身世帯が多いこと、オートロックマンションなど共同住宅の割合が高いことなどを要件に、都道府県のような自治体単位で1つの地域を選定する。総務省では2009年10月をめどに具体的な実施計画を確定する予定。
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■URL
ニュースリリース
http://www.stat.go.jp/data/kokusei/2010/kentouhoukoku/index.htm
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( 永沢 茂 )
2009/04/17 19:32
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