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サイトではYouTubeの動画によるデモも公開されている
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米Googleは21日、ブラウザ上で3Dコンテンツを表示するためのプラグインソフトを、Google Code Labsで公開した。
公開されたプラグインは、Webブラウザで3Dグラフィックスを実現するAPI「O3D」を初めて実装したもの。O3Dでは、ブラウザからJavaScriptなどを使ってグラフィックスカードなどにアクセスするためのAPIを用意する。Googleでは3月に標準規格策定団体Khronosのイニシアチブに参加し、Mozillaなどとともにブラウザ内3Dを実現するための標準API策定に関与していくことを発表していた。
O3Dはまだ開発の初期段階にあるが、現時点でもこのプラグインによって、ブラウザ内でもかなり高速な3Dグラフィックスが実現できている。Googleが公開したデモビデオでは、リアルタイムにブラウザ上で3Dグラフィックスを編集する様子を見ることができる。
プラグインの対応OSは、Windows Vista/XPおよびMac OS X(Intel CPU搭載)。対応ブラウザは、Firefox 2以上、Internet Explorer 7以上、Google Chromeとなっている。ただし、すべてのグラフィックスカードをサポートしているわけではないので、サポートしているグラフィックスカード一覧を参照のうえインストールする必要がある。
関連情報
■URL
プラグインダウンロードページ(英文)
http://tools.google.com/dlpage/o3d
Google Code公式ブログの該当記事(英文)
http://google-code-updates.blogspot.com/2009/04/toward-open-web-standard-for-3d.html
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2009/04/22 11:50
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