Mozillaは21日、Webブラウザ「Firefox 3.0.9」を公開した。安定性に関わる問題の修正や、複数の不具合の修正のほか、9件の脆弱性を修正している。Windows版、Mac OS X版、Linux版の各言語版が公開されており、Mozillaのサイトから無償でダウンロードできる。また、Firefoxのアップデート機能からも更新できる。
修正した9件の脆弱性の重要度は、4段階中で最も高い“最高”のものが1件、2番目に高い“高”のものが2件、3番目に高い“中”のものが2件、最も低い“低”のものが4件。重要度が“最高”の「MFSA 2009-14:メモリ破壊の形跡があるクラッシュ」は、ブラウザエンジンまたはJavaScriptエンジンのクラッシュにより、条件がそろえば任意のコード実行につながる可能性のある脆弱性とされている。
このほか、Firefox 3.0.9では、破損したローカルデータベースによって保存されているCookieが失われる問題や、AOLなどのWebメールサービスでインライン画像添付ファイルが表示されない問題などを修正している。
関連情報
■URL
Firefox
http://mozilla.jp/firefox/
Firefox 3.0.9リリースノート
http://mozilla.jp/firefox/3.0.9/releasenotes/
Firefox 3.0セキュリティアドバイザリ
http://www.mozilla-japan.org/security/known-vulnerabilities/firefox30.html
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・ 「Firefox 3.0.8」公開、重要度“最高”の脆弱性2件を修正(2009/03/30)
( 三柳英樹 )
2009/04/22 13:42
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