情報処理推進機構(IPA)は24日、ブログシステム「Movable Type 4.24」にクロスサイトスクリプティングの脆弱性があると公表した。悪用されると、ユーザーのブラウザ上で任意のスクリプトが実行される可能性がある。最新版の「4.25」にアップデートすることで脆弱性を回避できる。
開発元のシックスアパートによれば、影響を受けるシステムは「Movable Type 4.24(Professional Pack、Community Packを同梱)」「Movable Type Commercial 4.24(Professional Pack を同梱)」「Movable Type 4.24 Enterprise」「Movable Type 4.24(Open Source)」。
脆弱性は、最新版の「4.25」にアップデートすれば回避できる。ただし、「Movable Type 4.24(Professional Pack、Community Packを同梱)」および「Movable Type 4.24 Enterprise」からアップデートしても、「グローバルテンプレート」を初期化しなければ脆弱性の影響を受けるという。このためシックスアパートでは、アップデート後は「グローバルテンプレート」を初期化することを推奨している。
関連情報
■URL
Movable Typeにおけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性(JVN)
http://jvn.jp/jp/JVN97248625/index.html
Movable Type 4.24 でのセキュリティ上の問題について(シックスアパート)
http://www.movabletype.jp/blog/security-info_mt424.html
■関連記事
・ 「Movable Type Enterprise」にXSS脆弱性、修正版は公開済み(2009/01/08)
( 増田 覚 )
2009/04/24 17:44
- ページの先頭へ-
|