米Adobe Systemsは1日、Adobe ReaderおよびAdobe Acrobatに発見された脆弱性に関するセキュリティ情報を公開し、修正バージョンを5月12日にリリースする予定であることを明らかにした。
この問題については米SecurityFocusが4月28日、Adobe ReaderおよびAdobe Acrobatの最新版であるバージョン9.1およびそれ以前のバージョンについて、任意のコードを実行させられる危険のある2件の脆弱性が存在することを報告していた。Adobeでは、2件のうち1件の脆弱性は、UNIX版のAdobe Readerにのみ影響があるとしている。
Adobeでは現在脆弱性への対応を進めており、5月12日にはAdobe ReaderおよびAdobe Acrobatの全バージョンについて、修正版を公開する予定だとしている。また、修正版を公開するまでの回避策としては、Adobe ReaderまたはAdobe AcrobatのJavaScriptを無効にする方法を紹介している。
関連情報
■URL
Adobeによるセキュリティ情報(英文)
http://www.adobe.com/support/security/advisories/apsa09-02.html
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・ Adobe Reader/Acrobatに新たな脆弱性、回避策はJavaScript無効化(2009/04/30)
( 三柳英樹 )
2009/05/07 12:34
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