NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルは、それぞれ3.9世代(3.9G)の移動通信システムの免許申請を行ったことを明らかにした。
国内の携帯電話は、アナログの第1世代からスタートし、デジタル化した第2世代に続き、2001年から第3世代(3G)の導入がスタートした。次の世代となる第4世代の携帯電話は、大まかなコンセプトや利用する周波数帯は定まっているものの、標準化された方式はなく、商用化されているサービスは、3Gよりも進化した技術(第3.5世代、3.5G)が利用されている。そして2010年春頃を目処に、3.9Gに位置付けられる通信技術が国内でも導入される見込みで、携帯各社では最終的にLTE(Long Term Evolution)と呼ばれる方式の採用を明らかにしている。
総務省では、4月3日~5月7日まで3.9G向けの免許(特定基地局開設計画)申請を受け付けていた。7日には、イー・モバイルから「免許申請した」と発表されたが、他の3キャリアも申請したことを明らかにしている。各社いずれも5月7日付けの申請となった。
NTTドコモは、利用する周波数帯や周波数幅について「他社との比較審査になる見込みであり、現時点では明らかにできない」としているものの、通信方式はLTEで利用するとのこと。KDDIも1.5GHz帯でLTEを利用する形での申請だが、希望する周波数幅は明らかにしていない。ソフトバンクモバイルの申請では周波数帯が1.5GHz帯、周波数幅が10MHz幅になるという。また利用する通信方式はLTEとDC-HSDPA、HSPA+(HSPA Evolution、eHSPA)としている。
関連情報
■URL
NTTドコモ
http://www.nttdocomo.co.jp/
KDDI
http://www.kddi.com/
ソフトバンクモバイル
http://www.softbankmobile.co.jp/
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( 関口 聖 )
2009/05/07 19:04
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