Windows用セキュリティソフト「AVG 8.5」が12日、サービスパック1(SP1)を公開した。重要なバグを修正したほか、検索サイト「Baidu(百度)」に対応するなど新機能も追加している。
今回公開されたバージョンは「8.5.323 SP1」とされている。新機能としては、サーチエンジンの検索結果の安全性をレーティングによって示す「Safe Search」機能が、百度にも対応したことが挙げられる。これまでは、Google、Yahoo!、MSNのみに対応していた。
さらに、悪意のあるコードの実行を防ぐための機構が改良されたほか、ツールバーのユーザーインターフェイスも改良。また、有料版で提供しているインスタントメッセージ保護の「Web Shield」が、Yahoo! Messengerにも対応した。
バグ修正としては、例えば、PDFファイルスキャン時のクラッシュ、スキャンエンジンが時々クラッシュする問題、Firefox 3のCookie修復時に生じるクラッシュ、ファイアウォールソフト「ZoneAlarm」との互換性問題、「.cab」「.zip」ファイルスキャン時の探知漏れ問題など、計20件を修正したとされる。
AVG 8.5は、無料版と有料版が提供されている。無料版の「AVG Anti-Virus Free 8.5」は個人使用に限って無料で使用できる。そのほかに「AVG Anti-Virus Pro」、ファイアウォールやスパム対策機能を統合した「AVG Internet Security」が有料版として提供されている。
関連情報
■URL
変更点一覧(英文)
http://www.grisoft.cz/ww.223363
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2009/05/13 13:57
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