小林製薬は14日、同社が運営するサイトの一部が第三者によって改ざんされたことを明らかにした。10日20時23分から11日21時27分までの間に閲覧したユーザーは、ウイルスに感染した恐れがある。改ざんによる個人情報の流出はないとしている。
改ざんされたのは、「暮らしのヒントお知らせ隊」「ハナノア ブランドサイト」「イージーファイバー ブランドサイト」の3サイト。現在はいずれも閉鎖し、復旧作業を進めている。小林製薬のオンラインショップは改ざんされていないという。
小林製薬によれば、ユーザーが感染した恐れがあるのはダウンローダー型のトロイの木馬。主な動作としては、改ざんされたページにアクセスした場合、別のページからウイルスやスパイウェアをダウンロードするという。
また、感染した場合には、「sqlsodbc.chm(C:\WINDOWS\system32\sqlsodbc.chm)が改変されるほか、コマンドプロンプトとレジストリエディタが起動不能になることが確認されている。なお、Windows VistaおよびMac OSは感染しないという。
小林製薬では、ウイルスに感染した場合には、PCの動作が体感できるほど遅くなると説明。感染した可能性のあるユーザーには感染の有無を確認してほしいと呼びかけ、トレンドマイクロが提供する無料のオンラインスキャンページを紹介している。
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■URL
ニュースリリース
http://www.kobayashi.co.jp/info/090512.html
( 増田 覚 )
2009/05/14 14:57
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