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ビデオリサーチ、iモード利用者のネット視聴データを発表


1週間の接触率上位30ドメイン
 ビデオリサーチインタラクティブ(VRI)は14日、携帯電話でのインターネット視聴状況を調査し、「モバイル・インターネット視聴データ」として公表した。

 調査では、NTTドコモのiモード利用者16~49歳(394サンプル)を対象に3月から5月までの視聴データを取得。そのうち、3月9日から15日の間に1度でも携帯電話でインターネットにアクセスした「アクティブ・ユーザー」の利用状況をまとめた。

 今回は、男性20~34歳(M1層)と女性20~34歳(F1層)のデータを紹介している。時間帯別の携帯電話インターネット利用状況を見ると、平日・土日を問わず、M1層の利用率が高い傾向にあった。また、平日での利用は、両ターゲットとも12時台と21~22時台で活発だが、男性は朝の9時台で最初のピークを迎えている。

 Webサイト(ドメイン)別の1週間の累積到達率(リーチ)をみると、調査対象のキャリアであるNTTドコモが運営しているサイトを除いた場合、トップは「ヤフー」(M1が45.5%、F1が43.1%)だった。以下は、M1/F1で若干順位が異なるが、「日本マクドナルド(トクするケータイサイト)」「グーグル」「楽天」「mixi」のリーチが多かった。

 また、集計期間(1週間)の「mixi」接触者と「GREE」接触者の利用動向を比較したところ、携帯サイトを通じて新しく知った情報や商品・サービスの口コミを「よくする」は、GREE接触者が20.6%、mixi接触者が11.5%だった。このほか、広告に対する意識では、「インターネット上のバナー広告をクリックしたことがある」は、mixi接触者が52.6%、GREE接触者が48.5%だった。

 なお、携帯電話でのインターネット視聴状況を継続的に調査し、視聴データとしてまとめたのは、日本で初めてになるという。対象者のプロフィール情報調査(属性だけでなく、他メディアの接触状況や広告に対する意識などを含む)を併せて実施し、「視聴データとユーザープロフィール情報を掛け合わせた分析が可能」としている。今後VRIでは、生活者の携帯電話でのインターネット視聴状況を調査した「モバイル・インターネット視聴データ」提供の事業化に向け、業界関係各社と調整を取りながら、検討を進める考え。


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URL
  ニュースリリース
  http://www.videoi.co.jp/release/20090514.html

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( 野津 誠 )
2009/05/14 15:59

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