デロイトトーマツコンサルティングは、日本におけるメディア消費動向を、世界4カ国と比較した調査結果を公表した。調査は日本のほか、米国、英国、ドイツ、ブラジルの計5カ国で実施。調査対象は14歳~75歳までの消費者8824人(うち日本は1841人)。
調査によると、日本は5カ国中でテレビの視聴時間が17.6時間(1週間あたり)と最も長い。他の国は、米国が15.8時間、英国が15.4時間、ドイツが13.8時間、ブラジルが9.8時間。一方、テレビ視聴中に集中しているという回答の割合は、日本では31%となった。これは5カ国中最低水準で、テレビを見ながら他の活動をしていることがわかるとしている。テレビ視聴中の活動(複数回答)は、メールの送受信(46%)、ネットサーフィン(44%)が半数近くを占める。
日本のユーザーがインターネットを利用する主な目的(複数回答)は、「検索エンジンやポータルサイトの使用」(90%)、「個人的な興味・関心についての情報収集」(88%)、「商品購入」(85%)など。
一方、ネットの利用目的として「ソーシャルネットワーキングやチャット、掲示板の利用」を挙げたユーザーは36%。これは他国(米国55%、英国57%、ドイツ45%、ブラジル82%)に比べて最も低い割合となっている。
その他のメディアの利用動向としては、日本は新聞の定期購読率が65%と突出して高く(2位の米国より30%近く高い)、一方で雑誌の定期購読率は20%と5カ国中で最低となっている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(PDF)
http://www.dtc.tohmatsu.co.jp/data/material/29682254956173.pdf
デロイトトーマツコンサルティング
http://www.dtc.tohmatsu.co.jp/
( 三柳英樹 )
2009/05/29 19:45
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