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医薬品の購入意向はドラッグストアが約8割、ネットなどは1割程度


 クロス・マーケティングは5月29日、一般用医薬品に関するユーザー調査の結果を公表した。改正薬事法の施行により薬局以外でも医薬品の販売が可能となるが、ユーザーの約8割は「ドラッグストアチェーン」で薬を購入したいとしており、購入意向に大きな変化は見られないとしている。

 調査は、クロス・マーケティングのアンケートモニターに対して、5月15日~19日にインターネットで実施したもの。調査対象は全国20~69歳の男女で、有効回答数は1200サンプル。

 調査によると、改正薬事法については、「よく知っている」が9.4%、「少しだけ知っている」が46.9%、「名称しか知らない」が27.4%、「聞いたことがない」が16.3%。「よく知っている」と「少しだけ知っている」を合計した「理解率」は56.3%、「名称しか知らない」を含めた「認知率」は83.8%という結果となった。

 「かぜ薬」「鎮痛薬」「ビタミン剤」などの種別ごとに購入先(複数回答)を尋ねた質問では、どの医薬品でも「ドラッグストアチェーン」が約8割、「薬局・薬店」が約3割となった。「インターネット」での購入経験は「ビタミン剤」が16.4%とやや高く、「水虫薬」が4.5%の他は、どの医薬品も1~2%程度にとどまっている。

 回答者に対して改正薬事法の概要を提示した上で、今後の購入意向店(複数回答)を尋ねた質問では、1位が「ドラッグストアチェーン」、2位が「薬局・薬店」、3位が「スーパー」、4位が「コンビニ」、5位が「インターネット」となった。ただし、いずれの医薬品でも「ドラッグストアチェーン」での購入意向が8割を超えており、「スーパー」「コンビニ」「インターネット」は1~2割程度となっている。

 インターネットで一般用医薬品を購入したいという回答者(231人)に対して理由を尋ねた質問では、「24時間いつでも注文できるので」(69.7%)、「自宅まで配達してくれて便利なので」(53.2%)、「価格が安そうなので」(47.6%)、「ポイントなどの特典やサービスがあるので」(46.8%)、「商品の比較がしやすいので」(45.9%)といった意見が上位に挙げられた。


関連情報

URL
  ニュースリリース(PDF)
  http://www.cross-m.co.jp/news/pdf/release_20090529_yakujihou.pdf
  クロス・マーケティング
  http://www.cross-m.co.jp/

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( 三柳英樹 )
2009/06/01 19:35

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