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「HouseCall 7.0 beta」提供ページ
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米Trend Microは3日、無料のオンデマンドウイルススキャナ「HouseCall 7.0」のベータ版を公開した。Windows Vista SP1/XP SP2/XP SP3およびWindows 7 RC(いずれも32ビット版)に対応する。
HouseCallは1997年に公開された無料サービスだが、今回公開されたバージョンではアーキテクチャに大きな変更が加えられた。これまではブラウザ内のJavaやActiveXエージェントソフトによってオンデマンドスキャンを行っていたのに対して、今回、約1.7MBのアプリケーションをダウンロードする方式に変更した。これにより、ブラウザ間で互換性を確保する必要がなくなっただけでなく、スキャン速度も向上したという。
HouseCallで発見されたマルウェアなどの脅威に関する情報は、Trend MicroのSmart Protection Networkへと送信される。あらゆるユーザーの情報がこのネットワークに反映されるため、自動的に他のHouseCall 7.0ユーザーが新しい脅威に関するデータの恩恵を受けることができるとしている。
Trend MicroはHouseCall 7.0を無償で提供していくが、同社では、これがウイルス対策ソフトを補うものではあっても、それに代わるものではないことを強調している。ウイルス対策ソフトは、リアルタイムスキャンによってPCを守っているのに対して、HouseCall 7.0はあくまでもオンデマンドでスキャンできるにすぎないからだ。
なお、「HouseCall 7.0」ベータ版は、インストール後90日間で使用期限が切れるが、その後もアップデートされた新バージョンを無償でインストールできる。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://trendmicro.mediaroom.com/index.php?s=43&item=723
「HouseCall 7.0 beta」提供ページ(英文)
http://housecall.trendmicro.com/housecall7/
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2009/06/04 13:18
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