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「自転車人」編集長に聞く、自転車生活が充実する“使える”サイト


 自転車がブームだ。「通勤のため」「メタボ対策で」「環境に配慮して」「ただ楽しいから」など理由は数あれど、スポーツ自転車の魅力にとりつかれているINTERNET Watch読者も少なくないだろう。

 そこで今回は『自転車人』編集長を務める久田一樹さんに、サイクリストの観点から、自転車生活が充実する“使えるサイト”について聞いた。

自転車人編集長の久田一樹氏。山と溪谷社アウトドア出版部で『自転車人』を担当。同誌の立ち上げからスタッフとして加わり、現在に至る。愛車はGIANTのロードバイク、BD-1、ご近所用のTOKYOBIKEの3台。糸魚川ファストラン(高尾山口〜糸魚川約285km)を、16時間30分というほとんどビリのタイムで完走した輝かしい戦歴!?を持つ

自転車人2011夏号の特集は「自転車夏旅 スーパー走快コースガイド」。日本の2大サイクリング聖地「しまなみ海道」と「北海道」のルポ&初めての人向けのガイドを筆頭に、編集部が厳選した「夏旅・清涼コースガイド・セレクト11」を紹介する

東京アメッシュ
http://tokyo-ame.jwa.or.jp/
 東京都下水道局が運営する降雨情報サイト。東京を中心として東西約190km、南北約120kmの範囲の降雨状況が一目でわかる。東京から近い順に250mメッシュ、500mメッシュ、1kmメッシュで雨量を観測しており、局地的な集中豪雨も見逃さない。雨の観測状況は5分ごとに更新する。過去2時間の降雨状況も確認できる。

久田編集長のここがオススメ
 「ピンポイントかつリアルタイムな降水量がわかるのが特徴です。雲行きが怪しいときには、出かける直前に過去の雨雲の動きをチェックして、雨具を持って行くかどうかを決められます。雨量強度もわかるため、激しい雨に遭遇することが予想されれば、ツーリングをやめるといった判断もできます。対象地域は関東近郊に限られるので、東京在住の方が近場をツーリングする際に最適なサイトですね。」

 


 

アメダス(表形式)
http://www.jma.go.jp/jp/amedas_h/
 気象庁が運営する気象観測システム。全国にきめ細かい観測網が配置されているのが特徴。約1300カ所で降水量を観測し、うち約840カ所では風向き、風速、気温、日照時間も観測している。当日および前日の1時間ごとの観測データがグラフで閲覧できるほか、各観測地点の標高データもわかる。

久田編集長のここがオススメ
 「アメダスと言えば地図形式がおなじみですが、表形式は1日の気温の推移を把握できるのが便利です。例えば東京から野辺山にツーリングする場合、両地点の気温差はかなりあります。そんなときに表形式で前日の野辺山の観測データを見れば、昼夜の温度差がわかり、どのくらいの装備が必要か判断できるわけです。観測地点が非常に多いので、ロングライドの際には重宝します。標高データがわかるのも、自転車乗りとしては“心の準備”ができてうれしいですね。」

 


 

ルートラボ
http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/
 サイクリングコースや道案内などのルートを描いて公開できるサービス。地図上で任意のポイントをクリックしていくだけで、道に沿って自動的にルートを描いてくれる。標高グラフも表示されるため、高低差や距離を確認しながらルートを描ける。公開されているルートは、キーワードで検索可能。各ルートの詳細ページでは距離や標高、所要時間などを確認できる。iPhoneのブラウザー向けの専用ページもある。

久田編集長のここがオススメ
 「ツーリングの目的地で検索すると、かなりの確率で参考になるルートが見つかります。標高グラフが表示されるのも画期的です。例えば、何キロ地点で厳しい峠があるかがわかるため、『ここまでは足を残しておこう』といったペース配分を考える際に役に立ちます。ルートをダウンロードして、ガーミンなどのGPS上で表示したり、ツーリングの前日にルートのURLを友人とメールで共有するといった使い方もできます。自転車乗りでは使っていない人のほうが少ないといってもいいほどの定番サービスですね。」

 


 

INOU Atlas
http://www.inouatlas.com/
 サイクリングで走った道で見かけた風景をボタン1つで撮影し、GPSによるルート情報とともに記録できるガジェット「INOU」。これで記録したデータを公開できるサイトが「INOU Atlas」だ。同サイトではGoogleマップ上でルートの軌跡をたどれるとともに、走行中に撮影した写真や動画も地図上にマッピングされる。他のユーザーが走ったルートも閲覧・共有できる。

久田編集長のここがオススメ
 「このルートを走ると、どんな景色が広がっているのかというのが、地図とともに写真や動画でひと目でわかります。道幅の広さ、路面の舗装状態、交通量などの道路状況が一目瞭然で、まさにサイクリストのかゆいところに手が届いたサービスといえます。ルートラボでルートの計画を立て、INOU Atlasで道路状況を確認しておけば、ツーリングの準備は万全でしょう。7月に本格運営が開始したばかりですが、今後情報量が増えればかなり使いやすくなるでしょう。期待のサービスです。」

 


 

シクロワイアード
http://www.cyclowired.jp/
 スポーツ自転車の総合サイト。新製品情報やインプレッションに加えて、国内・海外のビッグレース結果速報やレースカレンダーなどが充実している。

久田編集長のここがオススメ
 「とくにロードレースに関する情報に力を入れているのが特徴です。『ツール・ド・フランス』や『ジロ・デ・イタリア』などのメジャーレースはもちろん、国内やヨーロッパ各国のレース日程や見どころ、レポートが細かく紹介されています。ロードレースファンにとってはチェックせずにはいられないサイトのひとつでしょう。」

 


 

グーサイクル
http://www.goocycle.jp/
 クルマ情報誌「Goo」を提供するプロトコーポレーションが運営する自転車総合情報サイト。メーカーや色、価格、利用シーンなどに応じて、約9000台の中から理想の自転車を検索できる「自転車図鑑」のほか、販売店情報、インプレッションなどが充実している。サイクルジャージやヘルメット、アクセサリーなどを扱う自転車初心者向けのECサイトも展開している。

久田編集長のここがオススメ
 「自転車やパーツのニューモデル情報から物販、全国自転車ショップ検索まで、網羅される情報量は圧倒的です。このサイトの見どころは、なんといっても自転車ライター安井行生氏の『ロードバイク徹底インプレッション』。1台のロードバイクを徹底的に乗り込み、鋭い洞察力と観察眼で、じつに読み応えのあるインプレ記事を紹介しています。」

 


 

自転車で遠くへ行きたい(mixiコミュニティページ)
http://mixi.jp/view_community.pl?id=50347
 フランス発祥の長距離サイクリング=ブルベや、ロングライドの魅力を紹介した単行本『自転車で遠くに行きたい』『ロングライドに出かけよう』の著者、米津一成さんが主催するmixiのコミュニティ。

久田編集長のここがオススメ
 「スポーツ自転車を買ったばかりの人は、1日100km、さらには200km、300kmも走るなんて想像できない世界かも知れませんが、このコミュニティに載っている記事やコメント読んでいるだけでも簡単に走れそうな気になってくるし、実際にロングライドを楽しむ上で参考になる情報が満載です。ロングライドの魅力を知るならまずはここへ! というおすすめのコミュニティです。」

 


 

YAMAHONで行こう!
http://www.yamaiko.com/
 手軽に輪行できる小径車をメインにサイクリングと改造を楽しむというサイト。全国津々浦々、最近では香港の離島まで、気持ちよく走れるというコースを地図と大量の写真で紹介している。

久田編集長のここがオススメ
 「コース情報が充実していて、写真とキャプションも豊富。走行したルートがGoogleマップ上にマッピングされているのも非常に見やすいですね。自転車のコースガイドは『自転車人』でも毎号特集していますが、ウェブ上にはこれらの情報が少ないのが現状です。『YAMAHONで行こう!』はウェブで使える数少ないコースガイドといえるでしょう。」


関連情報

 

(増田 覚)

2011/8/20 06:00