ビジネスに役立つAndroidアプリ
複数スマホの写真も一括管理できる「Amazon Cloud Drive Photos」
(2013/6/5 06:00)
アプリ名 | Amazon Cloud Drive Photos(Ver.1.6.110510g) | |
こんなときに | 大事な写真を手軽にバックアップしたい | |
対応OS | Android OS 2.3.3以上 | |
価格 | 無料 | |
配布 | Amazon Mobile LLC | |
URL | https://play.google.com/store/apps/details?id=com.amazon.clouddrive.photos |
アップロード機能を使えば、手間なく自動バックアップが実現
スマートフォンで写真を撮ることが当たり前になった。しかし、案外端末内に保存しっぱなしということは多い。端末やメモリーカードが物理的に壊れてしまうと、アクセスできなくなる可能性があるが、トラブルが起きてから慌てることが多いので、バックアップを意識したタイミングで、すでに大切な写真が失われているというパターンはありがちだ。そこで、手間をかけずにバックアップできる仕組みを用意しておきたい。
写真の自動アップロード機能のあるクラウドストレージサービスとしては、登録時に無料で2GBから利用できる「Dropbox」がおなじみだが、「Amazon Cloud Drive」(以下、Cloud Drive)にも同等の機能が用意されている。
Cloud Driveは、Amazon.co.jpに登録すると、無料で5GBまで利用できるクラウドストレージサービスである。写真、ビデオ、文書など、保存できるファイルの種類に制限はなく、パソコンのウェブブラウザーで直接アクセスすれば、ファイルのアップロードや閲覧、削除といった管理が可能だ。WindowsまたはMac用のCloud Driveアプリケーションソフトをインストールすれば、作成される専用の「Cloud Drive」フォルダーに保存するだけで、手軽にファイルをアップロードできる。Amazonが販売しているKindle FireやKindle Fire HDといったタブレットなら、アップロードした文書ファイルや画像は自動的に同期され、端末から閲覧できるようになるので、データの取り込みにも大変便利なサービスなのだ。
では、Androidスマートフォンでは使えないかというと、そんなことはない。パソコン同様にウェブブラウザーからアクセスすることもできるが、専用アプリ「Amazon Cloud Drive Photos」が用意されている。機能的には、画像の扱いのみに絞られているが、Cloud Drive上の画像が簡単に閲覧できるだけでなく、必要なものを端末内にダウンロードしたり、端末で撮影した写真をアップロードできるのだ。
アプリは、サーバー上のファイルやフォルダが見られる「クラウド」タブと、端末に保存された写真をフォルダ単位で見られる「端末」タブがあり、両者を切り替えて使用する。たとえば、Cloud Drive上に保存済みの写真を見たいときは、アプリを起動して「クラウド」タブを開く。特定の写真を端末に保存したいときなどは、「クラウド」タブ内のファイル、またはフォルダ上で長タップして「端末に保存」を選択する。端末に保存しておけば、オフラインでも見られるので、必要に応じて活用するといいだろう。
特に注目したいのは、スマートフォンで撮影した写真を自動的にアップロードする機能である。メニューから「設定」を開き、「自動的に保存」を有効にしておくだけで、撮影した写真がCloud Driveの「Camera」フォルダにアップロードしてくれるのだ。大事な写真が自動的にバックアップできるだけでなく、パソコンに写真を取り込む手間も省けて、一石二鳥だ。写真のサイズはオリジナルのまま保存されるので、万が一のときでも、Cloud Driveからダウンロードすればいいので安心なのである。
他のスマートフォンにもインストールし、自動的にアップロードしておけば、どの端末で撮影しても、写真はCloud Drive内に集めることができるので、複数のスマートフォンやタブレットを使っている場合でも、管理もしやすくなる。iOS版の同名アプリもiTunes App Storeで無料ダウンロードできる。無料の5GBを有効に活用してみよう。