ビジネスに役立つAndroidアプリ

Googleの「ToDoリスト」がスマートフォンで使いやすい「Tasks」

アプリ名Tasks(Ver.1.5)
こんなときに「ToDoリスト」をもっと手軽に使いたい
対応OSAndroid OS 2.2以上
価格99円
配布Team Tasks
URLhttps://play.google.com/store/apps/details?id=ch.teamtasks.tasks

「ToDoリスト」にリマインダー機能をプラスするなど、使いやすさを追求

 GmailやGoogleカレンダーの右側に表示できる、「ToDoリスト」(「Googleタスク」とも呼ばれている)という機能がある。すべきことを任意のリストに登録し、終わったらチェックボックスにチェックを入れるだけ、というシンプルなToDo管理機能だ。

 登録できるのは、名称、期限日、メモだけだが、期限日付きのタスクは、チェックボックス付きでGoogleカレンダーに表示できる。リスト内では、インデントすることで、直前のタスクのサブタスクとして保存したり、登録済みのタスクを、サブタスク付きで別のリストに移動することもできるため、買い物リストなど、備忘録的なToDo管理から、ゴールを設定したタスク管理まで活用可能。すべきことはすべてGoogleカレンダーに集約して管理したい、という方にとっては、かなり便利な機能といえる。

 この「ToDoリスト」を、スマートフォンから活用したいけれど、既存のアプリやWebページではどうも使い勝手がいまいち、という方は、「Tasks」を使ってみてはいかがだろうか。

「Tasks」。 10日間のみ広告なしで同じ機能が使える無料版「Tasks Free」もある

 「Tasks」は公式アプリではないが、複数のGoogleアカウントと自動的に同期し、「ToDoリスト」を管理できる。主な機能は、タスクの新規作成と、作成済みタスクの編集・管理だが、オリジナルの「ToDoリスト」にはないリマインダー設定は、大きな魅力の1つである。「ToDoリスト」とは、「Tasks」で設置した時間までは同期できないが、指定時刻になると通知パネルに表示されるため、気がついたら対応する時間が過ぎてきた、というミスが防ぎやすい。

 またリストが複数ある場合は、フリック操作で簡単に切り替えられるため、全体を確認しやすい。インデントで階層化されたリストもしっかり表示でき、ドラッグ&ドロップで表示順の入れ替えもできる。

 ウィジェットも用意されており、個々のタスクのチェックや編集が可能なほか、表示させたリストのタイトルをタップすると、「Tasks」を起動できる。選択できるのは2x2の1パターンだが、サイズを変更できるという自由度はありがたい。ウィジェットも複数配置できるので、気になるものをいくつか並べておいてもいいだろう。

 このほか、複数タスクの作成、完了したタスクの消去や表示、リストの名称変更、テーマの変更、スヌーズ時間の指定といった機能もサポートしている。タスクリストの共有機能を使うと、メールでタスク一覧を送信することも可能だ。誰かにこれからやるべきことを伝えるときなどに活用できるだろう。

「ToDoリスト」は、Webブラウザからアクセスすると、このような状態で利用できるが、タスクのソートはできない
「Tasks」の左上にあるアカウント名のドロップダウンメニュー。アカウントやリストを切り替えられる
タスクの新規作成画面
完了したタスクをタップした状態。フリックすると、左右のリストを表示できる
終了日と通知時刻を指定すると、通知パネル表示される
メニューキーから表示できるメニュー
好きなリストをウィジェットとして貼り付けられる
サイズを自由に変更できる
ホーム画面にウィジェットを貼った状態
ウィジェットに表示されているタスクは、ホーム画面からチェック可能
アプリ起動中のメニューキーの「設定」から開ける「一般設定」画面

すずまり

プログラマからISPの営業企画、ウェブデザイナーを経て、現在はIT系から家電関連まで、 全身を駆使してレポートする雑食性のフリーライターに。主な著書に「Facebook仕事便利帳」「iPhone 4 仕事便利帳」(ソフトバンククリエイティブ)など。 睡眠改善インストラクター、睡眠環境診断士(初級)。