写真を自由に組み合わせて1枚に合成できる「PicFrame」


アプリ名PicFrame(Ver.2)
こんなときに複数の写真を1枚に組み合わせて投稿したい
価格85円
販売David Boyes (C)Active Development Limited
URLhttp://itunes.apple.com/jp/app/id433398108

テンプレートを選択して、写真を選ぶだけ。フレームの調整もできる

 iPhoneのカメラは専用のデジタルカメラに劣らぬ画質ゆえ、そのまま資料撮影用として活用している方も多いはずだ。iOS 5からは、撮影した写真のトリミングや自動補整などの編集まで可能になった。しかし、できればアングルが違う写真や、一連の流れが分かるような複数の写真を1枚に合成し、ちょっとサイズダウンしてから、FacebookなどのSNSに投稿したいとお考えの方もいらっしゃるに違いない。

 複数の写真を1枚に組み合わせたいときは「PicFrame」を使ってみよう。用意された32パターンのフレームから、組み合わせたい写真に応じて1つを選び、写真を割り当てるだけで、簡単に合成できるのだ。合成した写真は、本体に保存するほか、Facebook、Flickr、Tumblr、Twitterに投稿したり、Instagramのほか、インストール済みのアプリと連携させることも可能だ。

 メニューは大きくわけて「Frames」「Adjust」「Style」「Share」の4つ。まず「Frames」で好きなフレームを選ぶ。フレーム選択画面の右上のボタンから、「1:1」「3:2」「4:3」「3:4」といったアスペクト比も指定できる。

 フレームを選ぶと「Adjust」画面に切り替わるので、各フレームをタップして写真を指定する。インポートした写真は、個々のフレームの中で位置を移動したり、ピンチにより見せたい部分を拡大するなど、自在に変更できる。右上の[Corners]からは、スライダーで写真の角を丸くするなどの調整が可能だ。すべて最初からやり直したいときは、「Frames」画面で[Clear]を選べは初期化できる。

 「Style」メニューでは、写真を区切るフレームの幅や色を変えられる。区切りをなくし、ピッタリ貼り合わせた写真を作ることも可能。標準のスタイルで満足できないときに活用しよう。

 調整が完了したら「Share」で写真の保存方法を指定する。連携可能なSNSへの投稿や、ライブラリの保存のいずれかが選択できるが、保存時には選んだフレームやアスペクト比に合わせて「High」と「Normal」という2種類の解像度が提案されるので、用途に合わせて好きな方を選ぼう。

 おもしろいのは、マスのサイズを変更できる点だ。縦横それぞれに用意されたボタンをスライドさせるだけで、マスのサイズを広げたり狭めたりとカスタマイズできる。「この写真はメインなので、もっと大きく見せたい」というときには、そのエリアを広げ、写真をピンチで拡大すればいい。

 また、すべて調整を終えてからでも、フレームを選びなおしたり、アスペクト比を変更できるところも気が利いている。インポートした写真はそのまま残るので、いろんな配置を手軽に楽しめる。

「PicFrame」起動時はフレームの1画面目が表示されるフレームの2画面目フレームの3画面目画面右上のボタンから、仕上がりのアスペクト比を指定できる
選択直後のフレーム各フレームをタップして、写真を割り当てる右側面のボタンをスライドさせ、下段のマスを拡大した状態下側のボタンをスライドさせて、上段のマスのサイズを変更した状態。見せたい写真に応じてカスタマイズできる
フレームの幅はゼロにできる[Corners]では写真の角が丸くなる「Share」で保存先を選ぶ画像の解像度は2種類から選ぶ
「Share」からさらに[Share]を選ぶと、連携可能なアプリやサービスが現れる画像作成中に「Frame」に戻って、アスペクト比やフレームを変えることもできるオークション用の写真なども、iPhoneがあれば撮影から合成まで簡単だ

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2011/10/26 06:00


すずまり
プログラマからISPの営業企画、ウェブデザイナーを経て、現在はIT系から家電関連まで、 全身を駆使してレポートする雑食性のフリーライターに。カメラを中心にガジェットを好む。趣味は写真と料理。
主な著書に「Facebook仕事便利帳」「iPhone 4 仕事便利帳」(ソフトバンククリエイティブ)など。ど。