急いで証明写真を用意したいときに「証明写真」


アプリ名証明写真(Ver.1.0)
こんなときに急いで証明写真を用意したい!
価格170円
配布LeadingWin Co.Ltd (C) LeadingWin Co.Ltd. 2010
URLhttp://itunes.apple.com/jp/app/id385051020


縦横最大7.5cmまで、柔軟なサイズ指定が可能

 就職活動中などは証明写真を複数準備しておく必要があるが、そういう時期を除くと、ふだんの生活で証明写真が必要になるシーンはかなり少ない。そのため、証明写真の用意がない状態で、突然、会員証や証明書用に、指定サイズの証明写真の提出を求められて慌てることがある。画像データでOKならメール添付で送れるが、まだまだ紙の写真を必要とする場面は残されている。しかし、せっかくお金をかけて用意しても、1カットしか使わないというのもありがちなパターンだ。特に、体型や風貌の変化が激しい方なら、もったいないと思うのも当然である。

 そこで便利なのが「証明写真」だ。これは、既存の写真、またはiPhoneのカメラで撮影した写真を使って、L判の証明写真データを作成できるアプリである。

 対応するサイズは、履歴書(3.0×4.0)、パスポート(3.5×4.5)、taspo申請(3.5×4.5)、運転免許(2.4×3.0)、実用英語検定(3.0×3.0)、学生証(2.4×3.0)、漢字検定試験(3.0×4.0)、アメリカビザ(5.0×5.0)などの代表的なものに加え、その他として、国家公務員、情報処理技術者、簿記検定、アマチュア無線免許など、バラエティに富んだ資格が90種以上用意されている。欲しい証明写真の名前でサイズを指定できるのはありがたい。該当するものがない場合は、任意のサイズを指定することも可能だ。

 実際に作成するときは、まず、欲しい証明写真のタイプまたはサイズを指定する。するとテンプレートが表示されるので、「カメラ」または「写真アルバム」のどちらかを選んで写真を取り込む。枠が表示されるので、「カメラ」撮影の場合は、その枠に収まるように位置を調整し、「写真アルバム」から選ぶ場合は、枠に合うサイズになるよう拡大縮小などで調整する。写真と位置が決まったら、右上の「保存」をタップすれば準備は完了だ。データはカメラロールに保存されるので、あとはL判で印刷するだけである。

証明写真「パスポート」を選択「写真アルバム」から証明写真に使いたい写真を選び、枠に合わせてサイズを調整
「パスポート」に写真が配置された状態「保存」を選択すれば準備完了カメラロールに保存されたデータ

 出先で作成する場合や、自宅にプリンタがない場合は、前回ご紹介した「netprint」を活用しよう。自宅のプリンタで印刷する場合は、作成したデータをパソコンに取り込めばよい。所有するプリンターのメーカーが、iPhone用に印刷用のアプリをリリースしている場合や、お手持ちのプリンタが「AirPrint」に対応しているときは、iPhoneからワイヤレスで印刷できるのでお試しいただきたい。

 ちなみに、写真を自分で撮影する場合、気になるのは背景だろう。今いる場所で手軽に自分撮りし、それを無地の背景に合わせて使えたらと考えるのは当然だ。しかし、残念ながら、このアプリで背景処理はできないので注意が必要だ。あらかじめ明るい壁を探して撮影するか、証明写真として使える写真を事前に用意しておき、必要に応じてプリントする、という方法がお勧めだ。

キヤノンのアプリ「Easy-PhotoPrint for iPhone」で印刷している例メニューの「その他」には、さらに多彩なサイズが並ぶ直接サイズを指定できる左は自宅のプリンタ、右は写真のサイズを変えて「netprint」を使って印刷した例



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2012/2/29 06:00


すずまり
プログラマからISPの営業企画、ウェブデザイナーを経て、現在はIT系から家電関連まで、 全身を駆使してレポートする雑食性のフリーライターに。カメラを中心にガジェットを好む。趣味は写真と料理。
主な著書に「Facebook仕事便利帳」「iPhone 4 仕事便利帳」(ソフトバンククリエイティブ)など。ど。