経過時間や終了時間をチャイムで知らせてくれる「プレゼンタイマー」


アプリ名プレゼンタイマー(Ver.2.1)
こんなときにプレゼンのとき、自分で時間管理をしたい
価格無料
配布卓弥 Murakami (C)2008-2010 Takuya Murakami
URLhttp://itunes.apple.com/jp/app/id291171573

最大3回までのチャイム音で時間経過を通知

 セミナーなどで、前半は非常に丁寧に説明されていたのに、後半は「時間がなくなってしまった」といわれて、矢のようなスピードで流されてしまうことがある。同じ内容で、何度も講演しているはずの方でも、熱がこもると時間オーバーしがちだ。ましてや慣れない方が講演したり、プレゼンテーションするとなると、時間配分に苦労するに違いない。時間内に収めるために練習することになるだろうが、タイムキーパーがいればいいが、人がいない、恥ずかしいなどの諸事情から、自分だけで管理しなくてはならない方もいらっしゃるだろう。そんなときは「プレゼンタイマー」を使ってみよう。

 「プレゼンタイマー」は、所定の時間が経過するごとに、最大3回までチャイムで知らせてくれるアプリである。時間はカウントアップとカウントダウンが可能で、画面上の大きな時間表示をタップすることで切り替えられる。初期設定はカウントアップになっており、3つのタイマーを、1分から最大23時間59分まで設定できる。

 たとえば、制限時間が5分と決められているとき、1回目のチャイムは「2分」、2回目は「4分」、3回目は終了時間の「5分」と設定しておくと、2分経過したところで最初のチャイムが1回鳴る。4分経過すると2回続けて鳴り、5分目には3回連続して鳴る。

 このとき、画面上のタイマー表示は、開始から5分まで続けてカウントアップされ続けるが、1回目のチャイムが鳴るまでは白、2回目のチャイムまでは黄色、3回目のチャイムまではピンク色と文字色が変化する。終了時間が過ぎると、カウントは続くが、文字の色が赤く変わるので、時間オーバーしていることが分かる。

 3回チャイムを鳴らすことが前提になっているが、3回ではなく2回だけでいい、1回のチャイムで終了時間が分かればいい、という場合もあるだろう。そんなときは、タイマー時間設定時に「プレゼン終了時間として使用」をタップしておく。見かけ上変化はないが、チャイム1回目で「プレゼン終了時間として使用」を設定すると、2回目以降は省略され、文字も白からすぐ赤に変わるようになる。

 「開始」や「リセット」ボタンの上にあるチャイムボタンをタップすると、好きなタイミングでチャイムを鳴らせる。また、「リセット」はタップしても、設定した時間は変わらないので、同じ設定を繰り返し使える。

 画面上の大きな時間表示をタップすると、カウントアップから、設定時間のカウントダウンに切り替わる。このとき、チャイム1回目分の設定のみが有効のようで、0になると、文字色が赤くなると同時に、カウントアップに切り替わる仕様のため、少々戸惑いそうだ。また、タイマー起動中にホームボタンを押すと、バックグラウンドでカウントは継続されるが、チャイム音が鳴らなくなるので注意しよう。

プレゼンタイマーチャイムのアイコンの右にある時間をタップすると、それぞれの設定画面が開く
1回目のチャイム前までは白い文字2回目のチャイム前までは黄色い文字3回目のチャイム前まではピンク色の文字3回目のチャイムを経過すると赤い文字



関連情報

2012/3/7 06:00


すずまり
プログラマからISPの営業企画、ウェブデザイナーを経て、現在はIT系から家電関連まで、 全身を駆使してレポートする雑食性のフリーライターに。カメラを中心にガジェットを好む。趣味は写真と料理。
主な著書に「Facebook仕事便利帳」「iPhone 4 仕事便利帳」(ソフトバンククリエイティブ)など。ど。