ビジネスに役立つiPhoneアプリ

図も重ねられる手書きメモ「手書きメモTouch Notes」

アプリ名手書きメモTouch Notes(Ver.2.1.1)
こんなときに思いついたことをペンで書くようにすらすらとメモしたい
価格無料
販売Shigeru Nakaya (C) urecy
URLhttps://itunes.apple.com/jp/app/shou-shukimemo-zhangtouch/id677982391?mt=8

シンプルなUIとなめらかな書き心地

 大事なフレーズを書き留めたいが筆記用具を忘れた! スマホのキーボードは苦手だが、かといってあの画面内に指先でメモを書き込むのは辛い。スタイラスペンをよく忘れる。ちゃんと編集できて図も入れられる手書きメモ帳が欲しい……。こんなニーズをまとめて解決するアプリ、それが今回ご紹介する「手書きメモTouch Notes」だ。

手書きメモTouch Notes

 手書きというと、フリーのキャンバスの上に図として文字を書いていくか、手書きで文字だけを入力していくタイプが多い。「手書きメモTouch Notes」は文字が入力できるだけでなく、フリーで描画した図も添付でき、ときには重ねて表示させるなど、自由にレイアウトできるのが大きな特長だ。

 文字の太さは4種類から選択でき、色も変えられる。色は固定で8色用意されるが、スライダーを使って48色まで作り出せる。作成したメモはタグ付けによる分類可能。また、画像として保存したりメールに添付できるほか、EvernoteやDropboxとも連携できる。無料版は広告が表示されるが、メモの文字数や保存できるメモの数に制限はない。

 メモを作成するときは、起動画面右上の「+」をタップし、表示された画面下の枠の中に書き込んでいくだけだ。左右どちらに書き始めてもよい。次の文字を入力するとテキストラインに反映される。最後の1文字はリターンキーのアイコンをタップする。入力は非常にスムーズにでき、スペースや改行の挿入も可能。間違えてもバックスペースにより1文字ずつ削除できる。入力が終わったら、画面右上の「完了」をタップすれば、一覧に反映される。完成したメモは自分の手書き文字がそのまま反映されたものになるが、作成後の編集もできる。

 メモの中に図を入れたいときは、いったん文字入力を完了させてから、画面下のメニューでクリップのアイコンを選び、「描画」をタップする。真っ白いキャンバスが画面全体に表示されるので、挿入したい図や文字を書き込む。画面右上の「完了」をタップすると位置を動かせるようになるので、好きな場所に配置しよう。入力済みの文字に重ねたり、既存の図に重ねることもできる。いったん保存しても、図を長押しすることで再び位置を変えたり、個別に削除することもできるので安心だ。

 添付画像として画面キャプチャや写真などは扱えないが、シンプルかつ自由度が高いので、iPhone 5sなどのコンパクトサイズでもメモしやすいはずだ。もちろんiPhone 6 Plusならさらに快適に利用できるだろう。設定次第で起動時に即メモ画面を開くこともできるので、アイデアの書き留めなどに大いに活躍するに違いない。

新規ノート画面
サクサクと入力できる
手書き文字とは別に、図も描いて添付できる
添付画像は好きな場所に移動できる
画像同士を重ねて表示することも可能
作成した画像はクラウドサービスにも保存できる
保存したメモの一覧
設定画面

すずまり

プログラマからISPの営業企画、ウェブデザイナーを経て、現在はIT系から家電関連まで、 全身を駆使してレポートする雑食性のフリーライターに。主な著書に「Facebook仕事便利帳」「iPhone 4 仕事便利帳」(ソフトバンククリエイティブ)など。 睡眠改善インストラクター、睡眠環境診断士(初級)。