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ゴーガ、GISデータを入手できるサイト「Geodata Platform」開設
(2015/2/13 06:00)
株式会社ゴーガは、地理情報システムに利用できるオープンデータや商用データを、さまざまなGISフォーマットで入手できるウェブサイト「Geodata Platform」を開設した。
提供データの形式は、ESRI ShapefileやKML、CSV、MapInfoで、公的機関や民間企業からの有償・無償のデータが検索しやすい形に分類されている。データセットの検索・選択画面では、名前や都道府県、カテゴリ、発行年度、提供リソース別にフィルタリングを行うことが可能で、検索ボックスに文字入力を行ったり、日本地図や円グラフの該当箇所をクリックしたりすることで実行できる。複数の選択項目を組み合わせることにより、より細かくデータを絞り込むことも可能だ。絞り込みの結果は画面下部のデータテーブルにリストとして表示される。
データテーブルから欲しいデータを選択すると、データの詳細情報が表示されるとともに、Google マップ上にデータがプレビュー表示される。このプレビュー表示でデータの詳細を地図上で確認してからダウンロードできる点が、このサイトの大きな特徴と言える。データを確認したら、前述した4種類のファイル形式でデータセットをダウンロードできる。
Geodata Platformを利用することにより、データ提供者はデータを無償で公開したり、販売したりすることができる。データの利用条件については、各データセットの詳細ページでライセンスの詳細を確認できる。データセットの公開範囲を指定することも可能で、一般公開するか、特定のユーザーにのみ公開するかを選択することもできる。
ダウンロードの利用料金については、無償データの場合は月間200ファイルまで無料で、200ファイルを超えた場合は、1ファイルにつき100円(税別)がファイルをダウンロードするごとに必要となる。また、有償データの場合はデータ提供者が決めた価格となる。APIアクセスの場合は月間20000コールまで無料で、20000コールを超えた場合は、10000コールにつき1000円(税別)となる。
今後の機能追加により、データセットにアクセスするAPIをエンドポイントとして公開することも可能となる予定で、APIで取得したデータを自社の持つシステムやウェブサイトに活用できるようになる。APIは位置情報を利用した検索も可能で、例えば鉄道路線のデータに対し、自分のいる場所から近い順に山手線の駅名を取得するということも可能となる。