いまさら聞けない!? ちかごろ話題のサービス・アプリをさくっと解説
年賀状のことならここ! 年賀状作りをあらゆる面からサポートする「郵便年賀.jp」
2016年12月28日 06:00
サービス名 | 郵便年賀.jp |
運営会社名 | 日本郵便株式会社 |
料金 | 印刷まで行う場合必要。サービスと枚数によって異なる |
登録 | サービスによっては必要 |
URL | http://yubin-nenga.jp/ |
この記事が掲載される頃は、年の瀬も押し詰まっている時期。年賀状を習慣にしている方の中には、まだ何もしていなくて、内心焦っている方もいらっしゃるでしょう。休みに入ってから頑張ろうと思っているなら、「郵便年賀.jp」をチェックしておきましょう。
年賀状のサービスポータル
郵便年賀.jpは、日本郵便が運営する年賀状を簡単に作成できるサービスのポータルです。はがきを買う、デザインを作る、印刷する、送るという、年賀はがき作りを取り巻くあらゆるシーンをサポートしているだけでなく、年賀状にまつわる知識も解説しています。
全体のメニューは、「買う」「つくる」「送る」「楽しむ」「知る」という4ジャンル。年賀状をオンラインで注文して配送してもらうところから、豊富なテンプレートからデザインを作成できる「はがきデザインキット2017」、デザインにオリジナリティをプラスできるパーツ制作機能、宛て名管理、郵便番号検索サービスのほか、投函代行などを提供しています。
サービスの利用料は無料で、基本的に登録も不要。すでに手元にはがきがあり、はがきのデザインに困っているだけなら、郵便年賀.jpで提供している素材を使うだけで年賀状が完成してしまいます。はがき代や印刷代は利用するサービスごとに発生します。
パソコン、スマートフォンともにウェブブラウザーから利用できますし、「はがきデザインキット2017」はスマートフォンアプリも提供されてるので、パソコンがなくても、空いた時間を使ってデザインを考えられます。
セブン-イレブンのマルチコピー機を使った印刷もできるので、プリンターがなくても安心。まったく準備ができていなくても、パソコンもプリンターも持っていなくても、スマートフォンさえあればデザインを作成しておき、そのままコンビニで年賀はがきを買って印刷なんてこともできます。
投函代行を利用する場合、発送日をよく確認しておきましょう。12月25日以降は、15時までの注文分は翌日、15時以降の当日分は翌々日出荷になるそうです。詳しい届け日については、日本郵便ホームページ(お届け日数を調べる)で確認しておきましょう。
「買う」では「年賀状印刷」をチェック
「買う」メニューでは、「年賀状印刷」をチェックしましょう。こちらは好きなデザインを名入れで印刷して、自宅や会社に届けてくれるサービス。デザインのバリエーションがとても多いですが、自作のJPEG形式のオリジナルのデザインデータの印刷もできます。
1月9日まで受け付けているので、新規だけでなく、返信用の年賀はがきが足りなくなったときにも活用できそうです。会員割引サービスもあり、登録すると印刷代から最大15%割引になります。
「はがきデザインキット2017」を軸に手作りはんこや似顔絵毛筆でアレンジ
「つくる」メニューは、はんこ、干支の似顔絵、毛筆など、デザイン機能が盛りだくさんですので、フルに活用したいところです。
「はがきデザインキット2017」は、ウェブ版、インストール版、スマホアプリ版があり、年賀状に限らず、はがきのデザインができるツールです。基本デザインは約100種類以上を用意。自分でカスタマイズしながらオリジナルのはがきが作れるうえ、ウェブ版は印刷サービスと連携します。
スマートフォンアプリ版「はがきデザインキット2017」の「宛名スキャン」を使えば、手元のはがきを写真に撮るだけで住所録が作成できます。作成した宛て名は年賀状以外にも使え、ウェブ版とインストール版の住所録は、互いにデータ移行することが可能となっています。ただし、2017年の宛名スキャン機能は10万件限定での提供予定とのこと。宛名スキャンの受付件数が10万件を超える場合には、予告なく宛名スキャン機能を停止するそうですので、作成したい方はお早めに。
「はがきデザインキット2017」の素材として、オリジナリティを出せるのが「手作り風はんこ作成サービス」と「干支似顔絵作成ツール」「手書き風毛筆ツール」の3つです。
「手作り風はんこ作成サービス」は、セリフ、住所、画像、文字の4種類で、いも版風のはんこが作成できるというもの。「干支似顔絵作成ツール」は干支に扮した自分のキャラクターを作成できます。「手書き風毛筆ツール」は半紙の上に、マウスで直接文字や図形を描画でき、墨汁の色も黒以外に12色から選べます。
いずれもPNGファイルとしてダウンロードできるほか、LINE用にも使えます。「はがきデザインキット2017」を使わずに、自分で作成したデザインのアクセントとしても使えるわけです。FacebookやTwitterにも投稿できます。
このほか、「楽しむ」メニューの中に、自分だけのONE PIECEキャラクターを作成して、年賀状にできる「ONE PIECE年賀状メーカー」(予定枚数に達し次第、年賀状印刷の受付を終了)や、自分の顔写真をアップすると干支の鳥に合成され年賀状が作成できる「干支なりきり年賀状メーカー 2017」も用意されています。文言に悩んだら、「知る」をチェックすれば、文例集も参照できます。
サービスがいろいろあって分からないので、テンプレートから探したいという方は「つくる」の中にある「年賀状クイックサーチ」を活用しましょう。好みのものが必ず見つかるはずです。
プリンターがなくてもコンビニが使える
プリンターがない方は「コンビニ年賀」をチェックしましょう。これは、「はがきデザインキット(スマホアプリ版)」で作成した年賀状を、セブン-イレブンのマルチコピー機で印刷できるサービスです。
デザイン後に「セブン-イレブンで印刷」を選ぶと、8桁のプリント予約番号が発行されます。セブン-イレブンで年賀はがきを購入してマルチコピー機にセットし、ネットプリントで予約番号を入力すれば、1枚60円で印刷できます。年賀はがきは日本郵便が発行した定形の郵便はがき(100×148mm)のみ使用できます。
なお、「インクジェット紙」や「インクジェット写真用」のはがきは使えません。また、ミスプリント発生時のはがき代は自己負担となりますのでご注意ください。
住所が分からないSNSの友達にも送れる
「送る」メニューには、郵便番号検索機能がありますので、住所録作成時に活用できます。
面白いのは「住所が分からなくても送れるサービス」です。相手が受け取りをOKして送り先を申告すれば、お互いに住所を伝えずとも送れるというものです。今さら住所を教えてと言いにくい場合にも使えそうです。
「はがきデザインキット2017」は、Twitterとメールに対応。ネットの誰かと年賀状が交換できる「年賀状トレード」サービスの場合は、Facebook、Twitter、メールに対応します。郵便年賀.jp内で提供されているサービスごとに対応が異なるので、利用したい方はサービスごとに確認しておきましょう。
これから年賀状を頑張るみなさんに、郵便年賀.jpが、どこかで役に立ってくれるはずです。