イベントレポート
CEATEC JAPAN 2016
書籍の頻出キーワードや文章を表示する専用端末、Koboのデータを活用、楽天技術研
2016年10月7日 12:32
「CEATEC JAPAN 2016」の「IoTタウン」に出展している楽天では、同社の技術研究所が開発した書籍情報表示端末である「zapzap」の展示を行っている。
目的の本を定めずに書店を訪れ、小説などの書籍を購入しようとすると、立ち読みをするにも、どこを見ればいいのか、なかなか分からないものだ。展示されているzapzapの平面ディスプレイ上に本を置くと、筐体上部に設置されたカメラで表紙をスキャンしてタイトルを識別、楽天の電子書籍ストア「Kobo」に蓄えられた情報を参照して、その書籍に頻出するキーワードを本を囲むように表示してくれる。
ディスプレイはタッチ操作に対応しており、表示されたキーワードのうち一つをタップすると、これを含む書籍内の文章を上部のディスプレイへ次々に表示してくれる。この仕組みにより小説などの書籍の内容を大まかにとらえることができる。zapzapを店頭に設置すれば、小説などの書籍を購入するきっかけが生み出せるかもしれない。
また、この仕組みを応用すれば、例えば、たまねぎにんじん、じゃがいもなどの食材から、その食材を利用するレシピを提示する、といったことも可能になる。