イベントレポート

第8回 教育ITソリューションEXPO

CADソフトのノウハウを取り入れたプログラミング学習支援ソフト「動かしてみよう!」

 「第8回 教育ITソリューションEXPO」が5月17~19日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催中だ。

 アイティオーエス株式会社、株式会社アクティブ、株式会社アバロンテクノロジーズが共同出展しているブースでは、プログラミング学習支援ソフト「動かしてみよう!」を用いて、LEDライトやマルチセンサー(トレース、タッチ、サウンドなど)を搭載するプログラミング学習用ロボット「Mini-Q」の動きを制御するデモを実施している。

 「動かしてみよう!」には、あらかじめ約60種類の問題が用意されており、ビジュアルプログラミングソフト「Scratch」を使いながらMini-Qを制御する。入力したプログラムをロボットに反映させるだけでなく、アプリの画面上にCGでシミュレーションできるのが特徴だ。

マルチセンサーを備えた「Mini-Q」
「動かしてみよう!」はScratchで入力したプログラムの挙動をCGで確認できる
出題される問題の一部。オリジナル問題も作成可能なため、受講者のレベルに合わせた課題コースを作れる

 3Dプリンター教育支援CADソフト「作ってみよう!」もラインアップ。座標で形や位置を指定して立体物を作成するもので、空間認識力を養うことができる。アバロンテクノロジーズでは他にもCADソフトの開発を手がけており、そこで得たノウハウを「動かしてみよう!」のCGシミュレーション機能に取り入れたそうだ。

3Dプリンター教育支援CADソフト「作ってみよう!」
「ドリル学習モード」では、問題に沿って作成した造形物を自動で採点してくれる
「作ってみよう!」は、小学校の図画工作の時間で導入された事例もある。「良く回るコマ作り」を題材にした授業では、児童がコマをモデリングし、改良を重ねながら回りやすい形状を模索した