イベントレポート
第20回東京国際ブックフェア
「第20回東京国際ブックフェア」「第17回国際電子出版EXPO」が開幕
(2013/7/3 14:44)
東京ビッグサイトで3日、「第20回東京国際ブックフェア」が開幕した。今年は「第17回国際電子出版EXPO」「第1回コンテンツ制作・配信ソリューション展」「第2回クリエイターEXPO東京」「第1回プロダクションEXPO東京」「第3回ライセンシングジャパン」が併催され、合わせて1360社が出展する。
会期は、東京国際ブックフェアが6日まで、そのほかが5日まで。なお、これらのイベントは出版業界関係者のための商談イベントとなっており、一般の人および18歳未満の人は入場できない。ただし、東京国際ブックフェアだけは5日・6日が一般公開日となっており、一般の人でも入場可能。
東京国際ブックフェアは、多数の出版社が出展し、書店のバイヤーなどが来場する国内最大の本の展示会。海外25カ国の出版社も出展しており、翻訳作品の発掘のために編集者らも来場するという。今年は韓国のブースも設けられており、韓国の作品・文化などを紹介していく。このほか、電子書籍ストアの「BookLive!」や「楽天kobo」も東京国際ブックフェア内にブースを構えて電子書籍端末やサービスを紹介している。
国際電子出版EXPOは、電子書籍サービスや書籍・雑誌のデジタル化・配信・閲覧ソリューション/技術などがテーマ。凸版印刷、東芝、モリサワ、ボイジャー、パピレスなど105社が出展する。国内企業だけでなく、電子出版プラットフォームの仏AquafadesやDRMソリューションの米Bluefire Productionsなど、海外からも出展企業がある。
コンテンツ制作・配信ソリューション展は、映像・アニメ・ゲーム・音楽・ウェブ・アプリなどのデジタルコンテンツの制作・配信技術・サービスを扱う企業80社が出展。日本マイクロソフトやNTT東日本、ソフトバンクテレコム、シャープビジネスソリューションなどの名前もある。
が開幕した。今年は
クリエイターEXPO東京は、漫画家、イラストレーター、デザイナー、映像クリエイター、写真家、書道家、ゲームクリエイター、音楽クリエイターらが出展し、出版・メディア企業関係者や編集者などに自身の作品を売り込む商談の場。5つのイベントの出展社全1360社のうち、600名(6月24日現在)がクリエイターEXPO東京の出展となっており、会場には個人クリエイターらの小さなブースが多数並ぶ。
このほか、プロダクションEXPO東京は、映像・アニメ・ゲーム・音楽・本・雑誌・ウェブ・アプリなどのコンテンツ制作会社(プロダクション)100社が出展。ライセンシングジャパンでは、キャラクターやブランドの保有企業85社が出展しており、「世界中からあらゆるパロディ・コンテンツを発掘する絶好の場となる」という。
会期中、東京国際ブックフェアで7万5000人、そのほかのイベントで6万人の来場者を見込んでいる。