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YouTube、YouTuber向けのサポート拡大を発表

 YouTubeは、23日から25日まで米国カリフォルニア州アナハイムで開催されたオンラインビデオとデジタル文化のイベント「VidCon 2016」で、YouTubeクリエイター、いわゆる“YouTuber”向けのサポートを拡大することを発表した。

 まず、パートナープログラムに参加しているクリエイター向けのサポートを100倍に増強、1営業日以内にメールでの回答を提供するという。

 さらにYouTuber向けのリソースを一元化して提供するYouTubeクリエイターセンターのウェブページを新設した。YouTubeクリエイターセンターは、「魅力的な動画の制作、視聴者の獲得、チャンネルの成長のための有益なリソースを入手できる場所」とされており、日本語を含む23の言語で利用可能。

 YouTubeクリエイターセンターには、世界各地で開かれるYouTuber向けイベントの紹介、YouTuber向けのヘルプやチャンネル収益化などのサポートへのリンクのほか、「YouTube for Creators」の特典プログラムの内容などが掲載されている。

 また、人気YouTuberが制作のヒントを毎日ツイートするYouTubeクリエイター公式Twitterアカウント、動画制作や編集のテクニック、視聴者に見てもらうためのヒントが動画や演習問題などで学べる「クリエイターアカデミー」、ワークショップや最新の制作リソースが利用でき、YouTuberとの交流もできる創作スペース「YouTube Space」、「YouTubeクリエイター表彰プログラム」などへのリンクが集約されている。

 YouTube for Creatorsの特典プログラムは、チャンネル登録者数が1000人までの「グラファイト」、1万人までの「オパール」、10万人までの「ブロンズ」、10万人以上の「シルバー」、100万人以上の「ゴールド」、1000万人以上の「ダイヤモンド」など、登録者数の増加に応じてレベルが設定されており、特典レベルに応じて、ワークショップやイベント、YouTube Spaceの制作リソースなどが利用可能。このうち、ブロンズ以上のクリエイターを表彰するプログラムを新たに開始するとのこと。

 このほかの変更として、自分以外にチャンネルのコメントを管理できるモデレーターの追加可能になったほか、動画へのブロックに対するアカウント停止期間などの扱いが緩和された。また、YouTube上で自身のコンテンツを管理するためのシステム「コンテンツID」へのクレームがあったときに、係争中に収益化が継続可能になったとのこと。