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経産省とIoT推進ラボ、ローソンで売れるお菓子を予測・解明する「ビッグデータ分析コンテスト」

 経済産業省とIoT推進ラボは、ビッグデータの利活用・人材育成を目的とした「第2回ビッグデータ分析コンテスト」を開催する。応募の締め切りは9月1日。

 今回のテーマは「流通・小売」。ローソン株式会社から、健康菓子シリーズ「ナチュラルローソン菓子」(全26種類)と、オリジナル菓子シリーズ「おやつごろ。」(全47種類)のPOSデータや、原材料や栄養成分などの商品特性データが提供される。

 これらのデータから商品売上の予測モデルを構築する「売上予測部門」と、売れる商品特性の解明や新商品アイデアの提示が課題となる「新商品開発部門」の2部門が募集される。

 9月中旬には審査会を開催し、売上予測部門では、賞金10万円と実勢価格10万円相当の健康・美容家電一式の最高予測精度賞、賞金10万円のモデリングアイデア賞が表彰されるほか、入賞者への副賞として、書籍「データ・アナリティクス実践講座」が授与される。また、希望者にはアクセンチュア・アナリティクス部門の最終面接権も与えられる。

 新商品開発部門では、からあげクン1年分相当のクオカードが提供されるローソン賞、賞金10万円のデータパティシエ賞のほか、入賞者への副賞として、プロフェッショナルデータサイエンティスト認定トロフィーが授与される。

 株式会社オプトホールディングが運営するコンテストのウェブサイトでEntryを選び、コンテスト詳細ページで分析プラットフォーム「DeepAnalytics」への会員登録を行うと、分析に用いるデータのダウンロードが行える。コンテストへの参加は、分析結果レポートをアップロードして応募を行う。応募は1部門でも2部門でも可能。売上予測部門の分析結果はダッシュボードで順位や予測精度を確認でき、1日5回まで提出できる。

 2015年12月開催の第1回コンテストでは、「観光」をテーマに、過去の観光客宿泊数、SNS、気象、為替の各データなどから、全国の主要観光地11都市の観光客数を予測する「総合部門」と、「地域」「交通」「インバウンド」の各部門で予測モデルの構築と説明変数の設計が求められた。