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Google、熊本地震で被害を受けた地域のストリートビューを公開

 グーグル株式会社は20日、熊本地震で大きな被害を受けた熊本県益城町・西原村・南阿蘇村のストリートビュー画像を公開した。今回撮影した画像は、県内の各自治体の方と相談の上、被災状況の記録を目的に5月から6月にかけて撮影したという。

 撮影地域は、益城町の県道28号線と国道443号線、南阿蘇村の国道325号線と阿蘇大橋付近、西原村の県道206号線など。

 ストリートビューのタイムマシン機能を利用すれば、震災前の画像を閲覧することも可能。画面左上にある時計のアイコンをクリックし、下部に表示されるスライダーを動かすと、過去の画像を表示できる。

 ストリートビュー画像の公開について、益城町の西村博則町長は「震災から3カ月が経過しようとしていますが、倒壊した多くの家屋を見ると、復興は道半ばと感じています。その一方で、震災の甚大な被害の状況を記録・保存し、復興の状況を後世に引き継ぐことは、大変重要な課題となっていました。本プロジェクトが、震災の記憶の風化を防ぎ、後世に残るような復興の記録となることを期待しています」とコメントしている。