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米Verizon、米Yahooの主要事業を48億3000万ドルで買収
2016年7月26日 14:12
米Verizon Communicationsは25日、米Yahooの主要事業を48億3000万ドル(約5038億円)で買収することで合意したと発表した。買収は2017年1~3月期に完了の見込み。
Yahooは、検索、広告、ニュース、ファイナンス、スポーツ、メールサービスなど主要事業のほとんどを売却する。
Yahooの保有する持ち分約15%のAlibaba株式と、ソフトバンクグループに次ぐ2位の約35%を持つYahoo! JAPANの株式は、今回の買収の対象外となる。
VerizonはYahoo買収の理由について、6億人のモバイルユーザーを含む10億人の月間アクティブユーザーを抱えることを挙げている。これには、Yahoo Mailの月間アクティブユーザー2.25億人が含まれる。
中でもスポーツ、ニュースや金融について、米AOLのティム・アームストロングCEOは、「主要なカテゴリーの中で消費者に愛されたブランドとなったプレミアムコンテンツ」と語っている。Verizonは2015年に米AOLを44億ドルで買収している。
買収について、Verizonのローウェル・マカダム会長兼CEOは、「ちょうど1年前、我々はAOLを買収し、消費者、クリエイター、広告主のための戦略を拡大した。Yahooの買収は、グローバルモバイルメディア企業としてのVerizonの地位を高め、デジタル広告の収益を加速する」としている。
Yahooのマリッサ・メイヤーCEOは、「Yahooはウェブ、メール、検索、リアルタイムメディアなどを普及させ、世界を変えた企業」とし、「Verizon、AOLとのコンビネーションで、さらに大きなスケールでこうした取り組みを続けていく」と述べている。