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Windows 10 Anniversary Updateの新機能をUWPアプリに実装できるSDKが公開

 Microsoftは2日、ユニバーサルWindowsアプリの開発が行える「Windows 10 Anniversary Update SDK」の提供を開始した。ユニバーサルWindowsプラットフォームを強化する2700の機能が含まれるという。

 Windows 10 Anniversary Update SDKは、「Visual Studio 2015 Update 3 with Windows developer tools」をダウンロードしてインストーラーを実行し、「ユニバーサルWindowsアプリ開発ツール」の「Tool(1.4.1)and Windows 10 SDK(10.0.14393)」を選ぶと、インストールできる。

 Windows 10 Anniversary Update SDKを利用すると、8月2日より提供が開始された「Windows 10 Anniversary Update」の含まれる数々の新機能をユニバーサルWindowsアプリに実装できる。

 例えば、アプリにわずか2行のコードを追加するだけで、Windows InkのInkCanvasとInkToolbarをコントロールする機能を実装できるという。「Cortana APIs」では、音声アシスタント「Cortana」の機能をアプリから利用できるほか、ウェブサイトで生体認証機能「Windows Hello」を利用可能にすることも可能だ。

 また、Visual Studio 2015 Update 3 with Windows developer toolsをインストールする際には、Win32 APIで開発されたデスクトップアプリをユニバーサルWindowsプラットフォーム(UWP)に移行できる「Desktop Bridge(Project Centennial)」や、AndroidやiOS向けに開発されたアプリをUWPに移行できる「Xamarin」の各種ツールも合わせてインストールできる。

 なお、UWPに移行したアプリを公開できるWindowsストアも、合わせて公開されたとのこと。