ニュース
ゲーム開発者の最終学歴は大卒が42.5%、前年より年収格差が縮小、CEDEC調査
2016年8月23日 20:05
一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会は、「ゲーム開発者の生活と仕事に関するアンケート2016」の速報結果を発表した。調査対象はゲーム開発に携わるプロデューサー、ディレクター、プログラマー、グラフィッカー、プランナー、ゲームデザイナーなどで、有効回答数は1978人。調査期間は7月1日~8月17日。CEDEC公式ホームページを通じて調査を実施した。
最終学歴は、大学卒業が42.5%、専門学校卒業が29.6%、大学院修士課程修了が16.3%、高等学校卒業が5.6%、高専・短大卒業が4.9%、大学院博士課程修了が0.9%、中学校卒業が0.2%。
最終学歴の学問系統では、芸術工学・メディアサイエンス・ゲーム・エンターテインメントテクノロジー系が24.5%、電気・電子・通信・情報工学系が21.5%、芸術・表現・音楽・デザイン系が17.1%など。多彩な学問領域で学んだ人々がゲーム開発に携わっていることが分かる。
ゲーム産業の経験年数は、3年以下が24.2%、3年超6年以下が19.3%、6年超9年以下が11.9%、9年超12年以下が13.9%、12年超15年以下が10.4%、15年超18年以下が6.9%、18年超が13.5%。
2015年の年収は、100~199万円が1.4%、200~299万円が9.5%、300~399万円が17.7%、400~499万円が20.1%、500~599万円が17.6%、600~699万円が14.0%、700~799万円が6.5%、800~899万円が5.7%、900~999万円が2.6%、1000万円以上が5.1%。
平均は524.60万円で、前回調査の552.90万円を28.3万円下回ったが、300~499万円の年収層が計37.8%(前回調査は35.6%)、500~699万円が計31.6%(同24.4%)と、それぞれ前回調査を上回っている。また、700万円を超える年収層が減少していることから、年収格差がやや縮小されてきたものと推測されるとしている。