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日本全国シームレスな鉄道路線図API「駅すぱあと路線図」、ヴァル研究所が無償提供を開始

「駅すぱあと路線図」

 株式会社ヴァル研究所は、全国の鉄道路線図API「駅すぱあと路線図」を提供開始した。フリープランでは全機能を1日につき100セッションまで無償で提供、101セッション以上はスタンダードプランとして有償で提供する。

 駅すぱあと路線図は、企業や団体が保有するデータやコンテンツと鉄道路線図を連携できるAPI。路線図は、全国の鉄道路線と駅を1枚の図にすべて集約したもので、拡大・縮小やスクロールによって閲覧できる。スマートフォン上でも動作が軽く、スムーズな操作感を実現している。

 鉄道路線図上には、特定の駅にピンを立てたり、路線に色を付けたりするなど、自由な表現が可能。企業や団体が保有するビッグデータや、自治体などが提供するオープンデータなど、さまざまなデータやコンテンツと自由に連携できる。また、英語版の路線図や、駅ナンバリング(鉄道駅に英字や数字で構成される番号を付ける制度)にも対応しており、訪日外国人向けサービスにも活用できる。

京王線の停車駅を表示
英語版の路線図
駅ナンバー表示

 同APIは、これまで不動産・住宅情報サイト「SUUMO」を運営する株式会社リクルート住まいカンパニーや、訪日外国人観光行動分析ツール「inbound insight」を提供する株式会社ナイトレイなど一部企業に先行提供していたもの。今回、品質向上を行った上で正式に提供開始となった。

 ヴァル研究所では同APIの利用シーンとして、物件情報の掲載やSNS抽出情報との連動、自社会員の属性別分布の表示・分析、外国人向けの駅ナンバリング路線図、個人サイトや学術研究での利用などの事例を挙げている。

株式会社ナイトレイの「inbound insight」に「駅すぱあと路線図」を組み合わせた画面
不動産情報を路線図にマッピング