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GitHub、コードレビュー機能やプロジェクト管理機能を強化

 米GitHubは14日、サンフランシスコで開催の「GitHub Universe 2016」において、ソフトウェア開発共有ウェブサービス「GitHub」に多数の新機能を追加したと発表した。

 「Projects」は、プロジェクトにおける作業の進捗状況をGitHubのリポジトリから直接管理できるツール。イシュー、プルリクエスト、ノートを示す「カード」を作成し、進捗状況に応じて「作業中」「終了」「完成不可能」といったカラムにドラッグ&ドロップして整理したり、優先順位を付けることができる。また、新たに「プロジェクト」タブがリポジトリ内のコード、イシュー、プルリクエストと同じレベルに追加され、全プロジェクトを表示できる。

 コードレビュー機能「Reviews」は、すべてのプルリクエストを承認したり、変更依頼する機能。コードの特定行にコメントを残すだけでなく、さらにインラインでコメントに返信できる。レビューの削除、編集、サマリーの執筆も可能。

 リポジトリの管理者向けには、変更をマージする前にレビューを義務付けることも可能となっている。レビューを要求された場合は、変更のマージ前に変更要求をすべて承認しておく必要がある。

 このほか、ユーザーのプロフィールページの変更や、大幅なAPIの改良、セキュリティ向上のための2要素認証の導入なども発表されている。