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帝国データバンクとSansan、企業情報と名刺管理のサービスを連携

 株式会社帝国データバンクとSansan株式会社は17日、包括提携契約の締結を発表した。帝国データバンクの企業情報サービスと、Sansanの名刺管理サービスを連携し、国内最大のビジネスインフラ構築を目指す。

 帝国データバンクの提供する全国全業種の企業情報を収録した日本最大級のデータベースである「企業情報データベース」と、これをもとに企業間や産業間・地域間のつながりを分析する「企業間取引データ」について、組織内の名刺をデータベース化して共有する法人向けの名刺管理サービス「Sansan」および、ソーシャルの仕組みを取り入れ、つながった相手の名刺情報から異動や転職、近況などが把握できるビジネスネットワークサービス「Eight」のデータベースをマッチングさせる機能を開発するという。

 これにより、ビジネスにおける人との接点の基盤である名刺の情報と企業情報を統合することで、よりビジネスに結び付く機能を提供するとしている。Sansanではこの提携により、例えば、自社にA社との名刺交換をした人物がいない場合、帝国データバンクの企業間取引データを参照し、A社と取引の多いB社、C社、D社がレコメンドされるといった機能の提供をリリースする予定。

 また、今後はAIによる営業先の自動提案機能や、新たなビジネスモデルの開発も検討していく。