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インプレスR&D、世界3000のニュースサイトから“IT第二幕”のトレンドを読み解くキュレーションサイト

 株式会社インプレスR&Dは31日、休眠中だったウェブサイト「IMPRESS INNOVATION LAB」をリニューアルし、IoTやAI、ブロックチェーン、VR/ARなど、ITの主要トレンドを読み解くキュレーションサイトとして提供開始した。国内および海外の3000を超えるITニュースサイトから重要記事をピックアップし、IMPRESS INNOVATION LABのキュレーターがそのトレンドを解説する。利用したニュースソースをまとめた一覧「週間ニュースインデックス」も毎週1回掲載する。

 2016年にはIoTやAI、ブロックチェーン、VR/ARといったITの革新的テーマが次々と登場したが、「これらの革新技術は今年突然に誕生したのではなく、過去からの進化がいま具現化してきたと捉えるべき。それらは、単なる1製品やサービスではなく、今後のITの根幹を担う基本技術となり、既存の産業と融合し、新しい社会を創造していくものと予測されている」とIMPRESS INNOVATION LABでは指摘。これらの現象を“IT第二幕”と捉え、コンシューマーかビジネスか、テクノロジーか製品か、日本か世界かといった区別をせずに、IT専門編集者の知見によってその先端を俯瞰した視点で情報を届けていくという。

 インプレスR&Dではこれまで、電子出版分野の専門メディア「OnDeck」において、国内外の電子出版関連ニュースについてのキュレーションを展開してきた。OnDeckのニュースキュレーションを終了する一方で、その手法を継承しつつ、扱うテーマをIT全般に拡大したのがIMPRESS INNOVATION LABとなる。OnDeckのほか、同社が発行している「インターネット白書」やインプレスグループがかつて発行していた月刊誌「インターネットマガジン」などに携わってきた編集者らがキュレーターを務める。ニュースキュレーションのほか、オリジナルの寄稿記事も掲載していく。

 なお、電子出版分野のニュースキュレーションについては、IMPRESS INNOVATION LABの中のテーマの1つとして継続していくという。

 旧IMPRESS INNOVATION LABで提供していたインターネット白書やインターネットマガジン、「プロバイダーマップ」のバックナンバーアーカイブは、リニューアル後も引き続き提供。さらに今後、インプレスグループが蓄積したこうしたコンテンツ資産の活用も検討しているという。