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UI/UXデザインツール「Adobe XD」のWindows 10版ベータ公開、アドビ初のUWPアプリ

 アドビシステムズ株式会社は13日、UI/UXデザインツール「Adobe Experience Design CC(Adobe XD)」のベータ版をWindows 10 Anniversary Update向けに公開した。同社初のユニバーサルWindowsプラットフォーム(UWP)アプリとなる。Adobe IDでのログインが必要となるが、「Adobe Creative Cloud」から無償でダウンロードできる。

 Adobe XDは、すでにMac版が提供されているが、Windows版は同社初となるUWPアプリとして、一から設計・開発されている。デザイン要素のレイアウトを素早く行えるリピートグリッドや、インタラクティブに動作するプロトタイプを作成するためのビジュアルコネクターなど、ウェブサイトやモバイルアプリをデザインし、プロトタイプとして動作させるための主要な機能が搭載されている。

 XDドキュメントのCreative Cloud Filesへの保存や、PNGファイルへの書き出し、モバイル版でのプレビューがすでに可能となっているが、Creative Cloudを介したプロトタイプの共有には対応しておらず、レイヤーやシンボルの機能とあわせ、まもなく追加される予定とのこと。

 UWPアプリは、1つのアプリをPCやWindows Mobileで動作可能なほか、デバイス固有の機能を利用してアプリを拡張できる特徴があり、同社では今後、毎月アップデートをリリースし、こうした強みを活かしたタッチ操作やペン入力への対応をはじめとした機能追加を行っていくとしている。