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「SECCON 2016」1月27~29日開催、セキュリティコンテスト決勝大会

ハッカーが主人公のマンガ「王様達のヴァイキング」作者のトークセッションも開催

 コンピューターセキュリティ技術を競う日本最大規模のCTF(Capture The Flag)大会「SECCON 2016」の決勝大会が1月27~29日に東京電機大学東京千住キャンパス(東京都足立区)で開催される。現在、公式サイトで来場登録を受け付けている。

 SECCON 2016の各予選や連携大会には、世界99カ国の4956名が参加。28・29日に行われる決勝戦には、横浜・大阪・京都・福岡で開催された地方予選や日本国内の連携大会を勝ち抜いた日本の学生8チームと、世界各国の誰もが参加できるインターネットのオンライン予選を勝ち抜いた14チーム、海外の連携大会で優勝した2チームの計24チームが、コンピューターセキュリティの技術を競い合う。

 競技は、運営が用意する仮想サーバー6台に対し、24チームがハッキングを仕掛け、攻撃ポイントと防御ポイントの総合点で順位を競う「King of the Hill」形式で行われる。また、会場内には、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)の協力により、攻撃の様子をリアルタイムに可視化する「NIRVANA 改 SECCON カスタム Mk-III」が設置される。ランキング表示機能などが追加されているという。

 参加チームの内訳は、日本9チームのほか、韓国4チーム、台湾3チーム、中国・米国・ポーランドが各2チーム、ロシア1チーム、スイスとフランス混合1チーム。日本の学生チームのうち最も優秀なチームと、優秀な学生個人に文部科学大臣賞が、日本を除いた最優秀チームには経済産業大臣賞が授与される。

 SECCON 2016は、SECCON実行委員会と特定非営利活動法人日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)が開催する。SECCON 2016と並行して、「週刊ビッグコミックスピリッツ」で連載中のハッカーを主人公としたマンガ「王様達のヴァイキング」の作者であるさだやす氏や制作スタッフが参加するスペシャルトークセッションが28日午後に実施されるほか、情報セキュリティをテーマに、以下のようなカンファレンスやワークショップが催される。

1月27日 ビジネスカンファレンス

13:00~14:10 人工知能の最後の敵~人工知能は攻撃者のしもべとなるか?
14:25~15:05 セキュリティ監視サービスって必要なの?
15:20~16:00 今、SOC が求めるのは"優秀な人材"なのか、"システムによる自動化"なのか?
16:15~17:15 どうしてこんなにセキュリティをやらないといけないことになってしまったのか?

1月28日 カンファレンス

10:45~12:00 世代別!なぜセキュリティエンジニアはセキュリティを志す(した)のか?
13:00~14:00 王様達のヴァイキング×SECCONスペシャルトークセッション「世界を変えるキャラクターとは?」
14:50~15:40 ロボットのセキュリティは安全?ロボットをハッキングしてみよう!

1月28日 ワークショップ

10:00~12:00 やってみよう! NEC CTF(NEC提供)
13:20~14:20 JPRS杯・DNSセキュリティ早押しクイズ(JPRS提供)
12:30~12:45 脆弱性報告珍プレー好プレー in "LINE Security Bug Bounty Program"(LINE提供)
14:45~15:00 脆弱性報告珍プレー好プレー in "LINE Security Bug Bounty Program"(LINE提供)
15:30~17:30 IoT CTF Challenge(SECCON提供)

1月29日 ワークショップ

10:00~12:00 やってみよう! NEC CTF(NEC提供)
11:30~12:30 新作カードゲーム体験会~「セキュ狼」で楽しく学ぶ CSIRT 人材の定義と内部不正への備え~(JNSA教育部会提供)
12:30~12:45 脆弱性報告珍プレー好プレー in "LINE Security Bug Bounty Program"(LINE提供)
13:30~15:30 IoT CTF Challenge(SECCON提供)
15:00~16:00 新作カードゲーム体験会~「セキュ狼」で楽しく学ぶ CSIRT 人材の定義と内部不正への備え~(JNSA教育部会提供)

展示、販売(いずれも28・29日終日)

CLASSIC CTF Games(株式会社日立システムズ提供)
学生・社会人のためのキャリア相談会(富士通株式会社提供)
SECCON ショップ