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日本交通、タクシー3500台で「Origami Pay」決済に対応、中国の「Alipay」「WeChatPay」も

 日本交通株式会社は、タクシー運賃の支払い方法として、スマートフォン決済サービス「Origami Pay」および中国のモバイル決済サービス「Alipay」に1月27日より対応すると発表した。東京23区、武蔵野市、三鷹市で運行する日本交通のタクシー約3500台で提供を開始し、順次、全国5万台に展開する。

 助手席後部に設置したデジタルサイネージ端末「TokyoPrime」に、支払金額と決済方法の選択画面を料金支払い時に表示。Origami PayまたはAlipayを選択すると、TokyoPrime端末にQRコードが表示され、ユーザーは各専用アプリからQRコードを読み取るだけで決済できる。

 このほか、株式会社新生銀行のグループ会社である株式会社アプラスと提携し、中国のモバイル決済サービス「WeChatPay(微信支付)」にも対応した。

 支払い方法はOriagami Pay、Alipayと同様、TokyoPrime端末に表示されるQRコードを専用アプリで読み取ることで決済できる。

 新生銀行によると、WeChatPayは、総合免税店を展開するラオックス株式会社や総合スーパー事業を展開するイオンリテール株式会社などで導入されているという。中国の旧正月にあたる春節の休みに多くの中国人観光客の訪日が予想されることから、日本交通グループのタクシー車両における利用開始をはじめとして、WeChat Payの利用店舗の拡大を図るとしている。