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「Google Chrome 56」がWebVR APIに対応、Daydream Viewと対応スマホで没入型体験を実現
2017年2月13日 18:14
「Google Chrome 56」安定版において、W3C規格として仕様策定中の「WebVR API」に対応した。
Chrome 56でVRコンテンツ配信サイトを表示し、没入型の体験をするには、Daydream Viewと対応スマートフォンが必要となる。WebVR APIでは、VRコンテンツの表示だけでなく、対応ヘッドセットへの入出力インターフェースが提供される。これにより、ウェブアプリでVRレンダリングに加え、ユーザーが装着するヘッドセットの位置と方向へのアクセスが実現する。
ただし、PC版やスマートフォン版のChrome 56だけでも、VRコンテンツの表示は可能だ。その場合はマウスやタッチ操作により画面の操作が行える。
WebVRは、3Dグラフィックスの表現技術である「WebGL」を用いてウェブブラウザーでVRコンテンツを表示するための技術。もともとはMozillaが開発したもので、MozillaやGoogleなどがWebVR構築用のライブラリを提供。FirefoxやOpera開発版、Microsoft Edgeなどで試験的にサポートされている。
Googleでも、Chrome 56 BetaでWebVR APIに対応しており、今回、Chromeの安定版では初めてWebVR APIに対応した。Googleによれば、数カ月後にはGoogle Cardboardのサポートが追加される予定。
Googleでは公式ブログでの発表文で、以下の5つのWebVRコンテンツサイトを紹介している。