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YouTubeの字幕付き動画の数が10億本を突破

以前(左)と現在(右)の字幕精度の比較

 Googleは17日、YouTubeの字幕付き動画の数が10億本を超えたと発表した。

 動画字幕機能は2006年、自動字幕起こし機能は2009年より提供を開始しており、現在、自動字幕付きの動画は10億本に達したという。また、自動字幕付き動画は毎日世界で1500万回以上再生されている。

 これはYouTubeの自動字幕起こし機能と、Googleの自動音声認識(ASR)技術を組み合わせて実現したもの。音声認識機能と機械学習アルゴリズムの改善、トレーニングデータの拡大が精度向上のカギとなり、これらの技術を同時に用いることで英語自動字幕の性能は以前より5割程度向上したそうだ。

 Googleによると、これは「人の手で文字起こしを行った際にミスが発生する確率に徐々に近づいている」という。今後、対応言語も10言語(日本語、英語、オランダ語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、韓国語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語)に拡大し、改良を続けていくとしている。

 最終的には、全ての動画にシステムが生成した自動字幕トラックが生成され、クリエイターが内容の確認・編集を行えるようにするという。