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日本のアニメ/ゲーム/音楽などの権利情報を国内外から横断検索可能に、データベースプロジェクト「Japan Content Catalog」始動

 特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)は、日本の映画、テレビ番組、アニメ、キャラクター、音楽、ゲームなどの権利関連情報を集約したデータベースプロジェクト「Japan Content Catalog」を3月6日に発表する。コンテンツのジャンルごとに構築されたデータベースを、一括検索システム「JACCサーチ」で繋げ、コンテンツの基本情報、権利者窓口情報といった著作権関連情報を横断的に検索できるのが特徴。横断検索システムおよびデータベースは日本語・英語に対応。著作権の利用を円滑にし、著作物を活用した国内外バイヤーとのマッチングを促進するのが狙いだ。

 JACCサーチの対象となるデータベースは、映画「日本映画データベース(JFDB)」(公益財団法人ユニジャパン)、テレビ番組「FOYER TV for JACC」(株式会社IMAGICA)、アニメ&キャラクター「Anime Chara DB」(一般社団法人日本動画協会)、音楽「Sync Music Japan」(一般社団法人融合研究所)、ゲーム「FOYER GAME for JACC」(株式会社IMAGICA)の5つ。各データベースおよび一括検索システムは、構築を担当した事業者が独自に運営する。

 2015年度経済産業省補正予算による「地域発コンテンツ海外流通基盤整備事業」の著作権の権利関係情報集約化事業として実施するもの。2017年3月末時点の収載コンテンツ総数は1万件以上で、今後も継続的に追加される予定。同補正予算事業のうちのJLOP(地域発コンテンツ等海外展開支援事業)、および2016年度補正予算「コンテンツグローバル需要創出基盤整備事業費補助金」によるJ-LOP4(コンテンツ等海外展開支援事業)の補助を受けたコンテンツも、該当するジャンルのデータベースに登録される。