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Google、動画のシーンや被写体をTensorFlowベースの機械学習で自動抽出するAPI

 Googleは8日、米国で開催中のイベント「Google Cloud Next'17」において、機械学習技術による動画認識API「Cloud Video Intelligence API」のプライベートベータを発表した。利用には登録が必要となる。

 Cloud Video Intelligence APIは、Google Cloud Storageに保存された動画ファイルに含まれる被写体やその動作を「犬」「鼻」「車」「人」「走る」「泳ぐ」といった分類で自動抽出できるもの。REST APIを使用して、メタデータとして抽出できる。また、ショットの切り替えを認識してタグ付けする機能も備える。

 TensorFlowベースの機械学習モデルを構築するための管理サービス「Cloud Machine Learning Engine」とTensorFlowフレームワークにより構築されており、2015年12月より提供されている画像認識API「Cloud Vision API」の延長と言えるもの。Googleでは、引き続き機能を改善していくとしている。