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NEC、“3×4”のMIMO対応11acルーター「Aterm WG1900HP」、3×3にアンテナ1本追加して受信速度を強化
2017年4月5日 11:00
NECプラットフォームズ株式会社は、IEEE 802.11ac/n/a/g/b対応無線LANルーターの新製品「Aterm WG1900HP」を4月13日に発売する。店頭予想価格は1万3000円前後(税別)。
WG1900HPは、Atermの3ストリームMIMO対応無線LANルーターのラインアップの中で高機能モデルとして位置付けられている。通常の3×3にアンテナを1本追加した“3×4”アンテナ(送信用3本・受信用4本)によって、3×3の標準モデル「WG1800HP2」よりも受信速度を向上させたという。
通信速度は5GHz帯で最大1300Mbps(11ac使用時)、2.4GHz帯で最大600Mbps(11n使用時)。
5GHz帯/2.4GHz帯の電波強度を比較し、安定した周波数帯へ切り替える「バンドステアリング」機能にも対応。混雑しがちな2.4GHz帯において、空いているチャンネルを自動的に選択する「オートチャネルセレクト」機能も備える。これらの機能の実装により、安定した通信を行えるとしている。
最大25%の電磁ノイズ削減により受信感度を向上させる技術「μEBG」や、全方位への電波放射が可能な小型アンテナ「μSRアンテナ」を採用。アンテナ内蔵型を実現している。また、ビームフォーミングに対応することで電波が届きにくい場所での安定した通信を可能としている。
無線LAN中継機としても利用でき、異なる帯域で接続可能なデュアルバンド中継機能にも対応。親機側は5GHz帯/2.4GHz帯のいずれかで接続する必要があるが、子機側は5GHz帯/2.4GHz帯の同時接続が可能だ。
有線インターフェースは、ギガビット対応のWAN×1ポート、LAN×4ポート。本体の大きさは約33×110×169.5mm(幅×奥行×高さ)、重さは約0.4kg。
子機端末の接続状態を監視できる「見えて安心ネット」機能も付属。接続機器の一覧表示のほか、ルーターに端末が接続された際にスマートフォンアプリやメールで通知する機能も備える。端末ごとに接続可能な曜日・時間を設定できる「こども安心ネットタイマー」も利用可能だ。